今月14、15日に北京で行われた米中首脳会談で、中国の習近平国家主席が高市早苗首相を名指しして批判していたことが分かった。首相が進める防衛力強化に関し「新型軍国主義の復活だ」と指摘。これに対しトランプ米大統領は「首相は素晴らしい指導者だ」と擁護した。米側はこのやりとりを日本側に伝えた。複数の外交筋が24日明らかにした。
昨年11月の台湾有事を巡る首相答弁に端を発した日中関係の悪化以降、米中首脳の対面会談は初めてだった。習氏が首相への不満に触れたことで、日本側には緊張関係の長期化は避けられないとの懸念が強まっている。習氏には日米連携をけん制する狙いもあったとみられる。
トランプ氏は訪中を終えた15日、大統領専用機内から首相に電話した。首相は会談後、記者団に「トランプ氏から中国訪問について、かなり詳細に説明をいただいた」と述べたが、具体的な内容は明らかにしていない。