京都大は2日、世界的に優れた研究成果を上げた科学者に贈られる英国の「ランク賞」に、高等研究院の野田進特別教授(65)の受賞が決まったと発表した。受賞後にノーベル賞に選ばれた研究者もおり、権威ある賞として知られている。
光を自在に制御できる「フォトニック結晶」に関する研究が評価された。来年6月に英国で授賞式が開かれる予定。野田氏は「このような名誉ある賞を受賞できることとなり、驚きとともに大変光栄に思っている」とコメントした。
ランク賞は英国の実業家が1972年に創設。青色発光ダイオード(LED)開発で2014年にノーベル物理学賞に選ばれた赤崎勇、天野浩、中村修二の3氏も受賞している。