原子力規制委員会の再稼働審査に合格した北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)を巡り、鈴木直道知事は28日、道議会で再稼働を容認する考えを表明した。一般質問で「原発の活用は当面取り得る現実的な選択と考えている」と答弁。3号機を視察し、泊村など周辺4町村の首長の意見を聴いた上で、道議会での質疑も踏まえて同意を最終的に判断すると説明した。早ければ来月12日の会期末までになる見込みだ。
再稼働には北海道電と安全協定を結ぶ周辺4町村と知事の意向が焦点となっている。うち3町村の首長は既に再稼働に同意する意向を表明し、岩内町の木村清彦町長も28日に同様の意向を表明。4町村の同意が出そろい、同社が目指す2027年早期の再稼働に向けて大きく前進した。
3号機は7月、安全対策が新規制基準に適合しているとして規制委の審査に合格。北海道は、安全対策などを伝える住民説明会を国や北海道電とともに道内各地で開いてきた。
北海道電は規制委の安全対策の新基準を踏まえ、海抜19メートルの防潮堤を建設中。完成が再稼働の前提となる。