浸水の地下駐車場、止水態勢不備

津市で開かれた有識者委員会の会合=14日午後

 記録的な大雨で車両274台が浸水被害に遭った三重県四日市市の地下駐車場を巡り、再発防止策などを検討する有識者委員会が14日、津市で開かれ、中間取りまとめ案を了承した。案では、常駐職員2人で1枚40キロ以上の止水板を設置するのは困難だとして態勢の不備を指摘。設置の自動化や駐車場の事前封鎖といった対策の必要性を訴えた。

 この他、案には国や自治体など関係者間の連携強化や毎年の訓練実施などを盛り込んだ。委員会は年内に最終報告を取りまとめる。

 駐車場を巡り、市は7日、第三セクターの所有部分を取得し、公共事業として復旧させる方針を明らかにしている。

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