台湾有事を念頭に沖縄の防衛力を強化する政府方針に対し、沖縄の住民らが14日、国会内で抗議集会を開いた。対応した省庁の担当者に「第2次世界大戦で大きな被害を受けた。またそういう目に遭わせるのか」と訴え、再び最前線となることがないよう強く求めた。
住民らは集会で、集落と在日米軍や自衛隊の関連施設が近距離にあると指摘。ジュネーブ条約では民間施設と軍事目標を区別するよう定めているが、特に面積が小さい与那国島は「駐屯地があるだけで島全体が軍事目標にされかねない」との懸念を示した。