国民民主党の浜口誠政調会長は14日、自民党の小林鷹之政調会長と国会内で会談し、所得税が生じる「年収の壁」を引き上げるよう重ねて要望した。小林氏は自民の小野寺五典税調会長と連携する考えを示し、持ち帰った。浜口氏が記者団に明らかにした。
国民民主は年収の壁に関し、1995年と比べた最低賃金の上昇率を根拠に、非課税枠の178万円への引き上げを求めている。一方、高市早苗首相は年末の税制改正協議で、基礎控除を物価に連動した形で措置する考えで、引き上げの根拠に相違点がある。