南京「大虐殺」表現維持を

長崎原爆資料館の南京事件の展示を巡り、同館に申し入れをする団体のメンバーら(左側)=14日午前、長崎市

 2026年度中に予定されている長崎原爆資料館の展示更新で、長崎市が現在の年表にある南京事件の「大虐殺」との表記を変更する素案を示したことを受け、被爆者や市民らでつくる団体は14日、表現を維持するよう同館に申し入れた。

 館内の原爆投下に至る歴史を解説するコーナーの年表には「南京占領、大虐殺事件おこる」と記述。維持や見直しを求める声がそれぞれ上がり、市は被爆80年の25年度を目標に進めていた展示更新を延期していた。10月、「多数の民間人や捕虜を殺害する南京事件」と記す案を公表した。

 市は、25年度中に展示更新の実施設計案をまとめる予定。

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