徳島県は14日、南海トラフ巨大地震をはじめとする大規模災害時に安否不明者情報を公表した後、問い合わせの電話対応を民間企業に委託するため、電話窓口の設置や情報共有の手順を確認する訓練を実施した。県によると、電話対応の民間委託は全国初の試みで、円滑に運用できるよう課題を洗い出す。
県は10月、東京と徳島でコールセンターを手がけるテレコメディア(東京都豊島区)と委託に関する協定を締結した。
民間委託により県職員が電話対応に追われたり、県の電話回線がふさがったりするのを防ぎ、被害把握や関係機関との連絡にスムーズに当たれるようにする狙いがある。