【カイロ共同】米国のバラック・シリア担当特使は、シリアのシャラア暫定大統領が10日に米ワシントンを訪れ、ホワイトハウスでトランプ大統領と会談すると述べた。実現すればシリア大統領のホワイトハウス訪問は初めて。米ニュースサイト、アクシオスが1日報じた。アサド旧政権崩壊後の国土再建を後押しする米国とシリアの関係改善に向けた動きの一環。
ロイター通信によると、バラック氏は訪問先のバーレーンで報道陣に対し過激派組織「イスラム国」(IS)掃討を目指す米主導の有志連合にシリアが参加することに期待感を示した。
シリアでは昨年12月にアサド旧政権が崩壊。暫定政権は治安維持や復興、国際社会との関係改善などが課題となっている。