シリア出身の元町議敗れる

 任期満了に伴う山形県庄内町長選が20日投開票され、無所属現職の富樫透氏(62)が、シリア生まれエジプト育ちで元町議の無所属新人スルタン・ヌール氏(53)との一騎打ちを制し、再選を決めた。

 スルタン氏は2001年に国際協力機構(JICA)のプログラムで来日し、13年に日本国籍を取得した。21年の庄内町議補選で初当選し、2期目途中で町長選に出馬した。

 町長選は、町の基幹産業であるコメをはじめとした農業の振興や地域活性化策が争点となり、富樫氏が知名度も生かし支持を広げた。

 庄内町は山形県北西部に位置し、人口1万8千人超。

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