富豪の起訴資料公開を請求

17日、ロンドンの米国大使館の近くで、トランプ大統領とエプスタイン氏のポスターを掲示する活動家(AP=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米政権は18日、少女らへの性的虐待罪で起訴され自殺した富豪の事件を巡り、大陪審の起訴資料の公開をニューヨークの連邦地裁に請求した。米メディアが伝えた。トランプ大統領の熱烈な支持層「MAGA」の一部は富豪が作成した少女買春の「顧客リスト」があると訴え、存在を否定する政権に反発。資料公開で過熱する論争に終止符を打つ狙いがある。

 富豪はエプスタイン氏。司法省は申立書で、社会の関心の高まりを請求理由に挙げた。公開する際には「被害者などを特定できる情報は適切に編集する」とした。地裁が公開の可否を判断する。

 米メディアはこの問題でトランプ氏とMAGAに亀裂が生じていると報道。トランプ氏はいら立ちを募らせ、17日に「デマを終わらせるべきだ」としてボンディ司法長官に公開請求を指示した。

最新記事
仙台市長選に現新4人届け出
横浜市長選に現新6人届け出
シリア衝突死者900人超
第27回参院選の投票始まる
ロシアに週内の直接交渉を提案