ロシア唯一の空母、改修断念か

ロシア北西部ムルマンスクの造船所で改修中の空母「アドミラル・クズネツォフ」=2022年5月(タス=共同)

 【モスクワ共同】ロシア紙イズベスチヤは11日、ロシア海軍の旗艦で唯一の空母「アドミラル・クズネツォフ」の改修をロシア国防省が断念し、退役する可能性があると報じた。2017年から近代化のための改修工事が始まっていたが、現在は停止しており、海軍総司令部が近く空母の運命を決定することになるという。複数の情報筋の話として報じた。

 ソ連時代の1985年に進水したアドミラル・クズネツォフは戦闘機やヘリコプターなど50機の搭載能力があり、16~17年にはロシアが軍事介入したシリアに近い地中海に展開。艦載機がシリア領内の過激派組織「イスラム国」の拠点を攻撃した。

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