北海道は9日までに、道内に生息するヒグマの2023年末の推定個体数が、22年末から514頭減の1万1661頭となり、1991年の統計開始以来初めて前年比で減少したと発表した。捕獲数が増えたことが要因。道内ではヒグマが人里に出没する事例が相次いでおり、適切な個体数まで減らす対策を引き続き進める。
北海道ヒグマ保護管理検討会で示した。北海道はヒグマによる被害を防ぐ目的で捕獲していて、2023年度の捕獲数は過去最多の1804頭を記録している。
検討会で北海道は、25年から34年までの新たな捕獲目標を1万2540頭とした。