名古屋地検は9日、管内の支部に勤務する検察官が5月、被告名が記された過去の公判の冒頭陳述や論告の要旨など約40の文書を保存した私物のUSBメモリーを紛失したと発表した。
地検によると、検察官が2005~07年にほかの地検に勤務し、公判担当だった当時の文書で、被告名以外の個人情報は記されていない。法務省の内規は「要保護情報」を庁舎外に持ち出すことを禁じており、上級庁と協議し処分を検討している。
検察官は5月下旬、公判を終えて裁判所から庁舎に戻った際、USBメモリーが入ったバッグを裁判所敷地内に置き忘れたことに気付いた。すぐに戻ったが、既になくなっていたという。
玉岡尚志次席検事は「個人情報が外部に流出しかねない事態を招き遺憾。指導を徹底する」と話した。
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