【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)が8日発表した全米12地区連邦準備銀行の景況報告(ベージュブック)は、7月半ばから8月までの米経済について「経済活動の成長は続いているが、景気減速の兆候が広がっている」と明記、景気判断をやや下方修正した。
前回報告では2地区連銀が「横ばい」、2地区が「減速」と指摘。今回はニューヨーク連銀など5地区が「強弱まちまちか減速した」と報告。特に「住宅販売が一段と鈍化した」と指摘した。
報告は9月21日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)の討議資料となる。バーナンキ議長は8月末の講演で「米経済がさらに悪化すれば、必要なら追加的な金融緩和を実施する用意がある」と表明しており、国債などの購入を通じて資金供給量を増やす量的金融緩和拡充の是非が検討される見通し。
報告によると、好調だった製造業は「一段と拡大したが、いくつかの地区で成長ペースが緩んだ」と減速の兆しを指摘。個人消費は「全体として伸びたが、生活必需品に限定した慎重な購買姿勢が続いている」とした。
また住宅販売の下落で建設業が減速、商業不動産の需要も一部を除き「極めて弱い」と懸念を示した。
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