
地球温暖化見越し“産地北上”
地球温暖化を見越し、より暖かい地域の農作物栽培に挑戦する動きが全国に広がっている。47都道府県の農業試験場を対象に、共同通信が9日までに実施した調査では山形でユズ、埼玉でマンゴーなど11県が果樹を中心に新たな作物の栽培を研究していることが判明。岩手や島根など数県も検討している。将来的に果物などの産地が北上、日本の“作物マップ”が塗り変わる可能性がある。
今夏の記録的な猛暑で大半の試験場が農作物の品質低下や害虫増加などの被害を確認。気象庁は猛暑の背景に「温暖化に伴う長期的な気温上昇」を指摘する。品種改良や栽培技術の改善にとどまらず、「手が出なかった作物生産のチャンス」(滋賀)と発想を転換した取り組みは今後ますます加速しそうだ。
環境省などは今のペースで温暖化が進めば2100年ごろの日本の平均気温は2・1~4・0度上昇すると予測。関東が南国作物の栽培適地になるとの見方もある。
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