
岩手、柳之御所遺跡の出土品破損
岩手県教育委員会は20日、国指定重要文化財の柳之御所遺跡で出土した内耳鉄鍋(口径約30センチ、高さ約15センチ)のふちを幅約5センチ、長さ約3センチにわたって誤って破損させたと発表した。
県教委によると、県立博物館で16日、展覧会の設営作業中に同館学芸員が内耳鉄鍋を展示ケース内に設置する際、ふちの一部が欠けた。文化庁の指導を受け、元の状態に戻す方針。
破損した内耳鉄鍋は12世紀後半のもので、柳之御所遺跡の出土品942点のうちの一つ。内耳鉄鍋は12世紀以前から煮炊きに使われていたとされる。
柳之御所遺跡は奥州藤原氏の政庁「平泉館」があったとされ、今年6月29日に出土品も含めて国の重要文化財に指定された。
県教委生涯学習文化課は「出土品などの取り扱いに細心の注意を払うよう指導を徹底していく。みなさんに見ていただく機会を多く持つためにも早期修復に向けて努力したい」としている。
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