文化審議会(西原鈴子会長)は16日、重要無形文化財保持者(人間国宝)に、陶器「瀬戸黒」の制作を続けてきた加藤孝造氏(75)=岐阜県多治見市=と、織物「紋紗」で高度な技法を体得している土屋順紀氏(56)=岐阜県関市=ら5人を認定するよう川端達夫文部科学相に答申した。これにより人間国宝は116人、故人を含めた累計認定者は330人となる。
ほかの3人は「友禅」で二塚長生氏(63)=金沢市、「蒔絵」で中野孝一氏(63)=石川県野々市町、「鍛金」で玉川宣夫氏(68)=新潟県燕市=をそれぞれ追加認定。
瀬戸黒は桃山時代に焼かれ、深みのある漆黒の色合いが特徴。1985年に人間国宝・荒川豊蔵氏が死去し重要無形文化財指定が解除されたが、再指定され加藤氏が2人目の人間国宝となる。
紋紗は糸の織り目の違いで文様を表す技法で、平安時代から公家の夏用の装束などに織物が用いられてきた。土屋氏は紋紗とかすりの技法を組み合わせ、独自の作風を確立した。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA