【ニューヨーク共同】第2次大戦末期の1945年3月、敗戦国ドイツ西部の小都市ピルマゼンスに進攻、占領した米軍兵士が持ち出した地元博物館の絵画11点が14日、ニューヨーク市内で返還され祖国に向かった。米国土安全保障省移民・税関捜査局とニューヨーク連邦地検が合同で発表した。
返還されたのは、同市出身の画家ハインリッヒ・ブルケル(1802~69年)の「家畜の群れ」など11点で、時価総額は約18万8千ドル(約1650万円)。
これらの絵画を大おじから相続した米国の女性が調べたところ、同市博物館が空襲被害を避けるため、地元の学校の防空壕に保管後、行方不明になっていた絵画40点の一部と判明。博物館はこれらが戦後、略奪に遭ったとしていた。
88年に死去した大おじは米軍の下士官として同市に駐留しており、連邦地検などは大おじが防空壕から持ち出したと発表した。
女性は今年2月、移民・税関捜査局に11点を差し出していた。
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