
ポランスキー監督自由の身に
【ジュネーブ共同】約30年前の米国での少女淫行事件のためスイス当局に身柄を拘束され、軟禁状態に置かれていた、映画「戦場のピアニスト」のポランスキー監督(76)について、スイス司法省は12日、監督の身柄を米国に移送しないことを決め、同日午後に釈放したと発表した。
移送決定の判断に必要な過去の証言記録について米司法当局から提供を得られなかったことなど、移送を求めた米国当局による手続き上の不備を理由としている。
ポランスキー監督は昨年9月、映画祭での授賞式に出席するためスイスの最大都市チューリヒの空港に降り立った際、米国の要請を受けたスイス警察当局に身柄を拘束され、同年12月に自ら保有する同国西部グシュタードの別荘で軟禁状態となっていた。
淫行事件が遠い過去の問題であることや、監督の映画界に対する多大な貢献などを理由に欧州を中心に釈放を求める声が強かったが、今回のスイス当局の判断が、今後の米国・スイスの2国間関係に影響する可能性もある。
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