弥生時代前期の環濠集落跡、唐古・鍵遺跡(奈良県田原本町)から炭化した状態で見つかった約2500年前のイネの塊を、京都大総合博物館がエックス線で撮影したところ、内部の米粒などイネの形が6日、確認された。
同博物館によると、炭化した米は各地で見つかっているが、イネの形が詳細に確認できたケースは珍しい。研究に参加した総合地球環境学研究所の佐藤洋一郎教授(植物遺伝学)は「炭化米は焼けたものと考えられてきたが、組織がはっきりと残っており、化学変化して変質した可能性が高い」と話している。
イネの塊は縦横約10センチ、高さ約5センチ。さまざまな角度から撮影したところ、もみに包まれた長さ6~7ミリの米粒や、稲穂の軸、米粒の先端に生えた「ふ毛」などが確認された。
画像は炭化米とともに、7日から同博物館で展示される。
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