大分合同新聞社

大分のスポーツ

晴れやかに 大分合同新聞スポーツ賞表彰式

[2010年3月17日 10時41分]

(前列左から)祖田昭代さん、安倍智さん、赤尾知美さん、田村守久さん、中山二郎さん、沓掛美咲さん、土谷博明さん、新田誠司さん

(前列左から)祖田昭代さん、安倍智さん、赤尾知美さん、田村守久さん、中山二郎さん、沓掛美咲さん、土谷博明さん、新田誠司さん

 第30回大分合同新聞スポーツ賞の表彰式が16日、大分市のトキハ会館であった。大賞の東九州龍谷高女子バレーボール部、赤尾知美さん(ボート・日田高)をはじめ、10団体と17人を表彰した。

 国内外の大会で活躍し、県スポーツ界の発展に貢献した団体、個人の功績をたたえようと、大分合同新聞社が独自の基準で選考し、毎年、表彰している。
 式には選手をはじめ、家族や指導者ら約40人が出席。長野健大分合同新聞社長が受賞者に賞状と記念品目録を手渡し、「皆さんの活躍は県民に感動と活力を与えた。今後も無限の可能性を追求し、さらに飛躍してください」と祝辞。
 受賞者を代表して、功労賞を受けた中山二郎さん(県テニス協会顧問)が「今後も努力、精進し、県スポーツ界の振興に寄与したい」と謝辞を述べた。

 *本社ホームページ(www.oita‐press.co.jp)の動画もご覧ください。

 国内外のスポーツ大会で頂点に輝いた個人・団体をたたえ、県スポーツ界の発展に尽力した功労者を顕彰する大分合同新聞スポーツ賞。16日の表彰式には10団体・17人の関係者が出席。晴れやかな表情の受賞者は、明日の栄光に向かってまた新たな一歩を踏み出した。

<大賞>

高校3冠 東九州龍谷高女子バレーボール部
 全国高校選抜大会、インターハイ、新潟国体で22年ぶり2度目(扇城時代を含む)の高校3冠。全日本選手権はプレミアリーグ勢から2勝した。
 マネジャー・沓掛美咲さんの話 今まで頑張ってきたかいがあった。個性派ぞろいだったが、相原昇監督の指導と周囲の温かい応援があったおかげで結束力が深まった。

ボート全日本選手権で優勝 赤尾知美さん
 ボートの全日本選手権女子シングルスカルで、高校生として史上2人目の優勝。アジア選手権ではシニアで準優勝、ジュニアで優勝した。
 赤尾知美さんの話 いろいろな大会に出て貴重な経験を積めたし、結果も残せたことが評価されたと思う。今後も地元に残り、チーム大分の力になりたい。

<特別賞>

09年プロ野球パ・リーグ首位打者 鉄平さん
 打率3割2分7厘で初の首位打者を獲得。主に3番を打ち、特に夏場以降は好調を維持。8月には初の月間MVP。楽天の2位躍進に貢献した。
 父・土谷博明さんの話 郷土の新聞社から表彰され、大変喜んでいました。今年も新たな気持ちで頑張ると言っていました。二、三塁打、打点を増やしたいようです。

<スポーツ賞>

なぎなた・福徳学院高 国宗浩子さん
 インターハイのなぎなた個人試合で優勝。高校最後の大会。今まであと一歩のところで勝ちきれなかった悔しさをぶつけ、見事に勝利した。
 国宗浩子さんの話 6歳から競技を始め、最高の結果を出すことができた。進学先では尊敬する先輩と練習できることが楽しみ。受賞を励みに、今後も腕を磨きたい。

豊府高カヌー部男子カナディアンペア
 急成長した藤田宗史選手と大分国体を経験した加藤彰悟選手(ともに3年)のコンビ。インターハイ500メートルで優勝、各種大会で上位入賞した。
 藤田宗史さん、加藤彰悟さんの話 2年生からペアを組み、ともに頑張ってきた証しが賞として形に残り、うれしい。進学先は別々だが、それぞれの道で奮闘したい。

フェンシング・津久見高 新田優衣さん
 フェンシングを始めてわずか2年3カ月で、表彰台の一番高い位置に立った。日々の努力、持ち前の負けん気と粘り強さで栄冠をつかんだ。
 父・新田誠司さん、母・理江さんの話 競技を続けるために大学進学を決めた。成年の世界は厳しいと思うが、受賞を糧に郷里への恩返しのつもりで頑張ってほしい。

青山高ヨット部
 インターハイ女子FJ級デュエットで優勝。前年の準優勝からリベンジを誓い、全員の思いを一つに別府湾で毎日練習。努力を結実させた。
 監督・山田渚さんの話 インターハイ団体優勝は創部以来の目標だった。部員それぞれの努力と、いろいろな方々の支えがあって好成績を出せたと思う。

新潟国体アーチェリー県チーム
 新潟国体で6年ぶり2度目の競技別総合優勝。成年女子2位、少年女子3位、成年男子5位と出場全種別が上位に入り、安定した力を示した。
 県アーチェリー協会・堤幸祐さんの話 全員の頑張りとチームワークで、難しい目標を達成することができた。今後も強化と普及の両方に力を注ぎ、連覇を狙いたい。

新潟国体ボート 成年女子かじ付き 4人スカル県選抜
 大学生を含む選抜チームで大分国体から2連覇。チーム力の高さを示すとともに、新潟国体の県勢優勝第1号としてチーム大分に勢いをつけた。
 諌元由紀さん、合谷優花さんの話 大分国体に続く優勝で真の力を示せたし、それを評価してもらえてうれしい。大分のボートを引っ張ってくれた指導陣に感謝したい。

陸上やり投げ・雄城台高 川述優さん
 新潟国体少年女子共通やり投げで優勝。高い身体能力と技術が最終学年で開花。インターハイ3位の悔しさを晴らし、実力を示した。
 川述優さんの話 賞をいただいたことで、日本一になれたことの重さをあらためて感じた。大学でも日本一を狙うだけでなく、国際大会に出場できるようになりたい。

セーリング・青山高 豊田華世さん、豊田華世さん
 新潟国体少年女子スピリッツ級で優勝。日ごろ練習する穏やかな別府湾とは大きく違い、うねりの強い日本海で艇を操り、頂点に立った。
 監督・山田渚さんの話 リラックスしてレースに臨めたので、最初に出遅れても取り戻すことができた。今後は違う大学だが、ライバルとしてお互い頑張ってほしい。

日田高ボート部 女子かじ付き4人 スカルチーム
 赤尾知美を軸に松重百合花、柿本理奈、高倉茜と舵手・中島陽佳の各選手で臨んだ全国高校選抜大会。同種目で日田高初の優勝をつかんだ。
 監督・重田英樹さんの話 選抜大会で初めて、団体種目で優勝できた。完成度は高くなかったが、5人の力、特にこぎ手の3年4人の気持ちが一つになったと思う。

空手道・大分南高 大野ひかるさん 
 日本代表として臨んだ初の国際大会(世界ジュニア&カデット空手道選手権)で、ジュニアの形、組手(48キロ以下級)の2種目で優勝した。
 大野ひかるさんの話 2年連続の受賞はとてもうれしい。昨年は結果が出ない時期もあったが、その分練習に打ち込んで、体も心も成長できた。今年も優勝を重ねたい。

柔道・天理大職 穴井隆将さん 
 体重無差別で争う全日本柔道選手権を初制覇。決勝は棟田康幸選手(警視庁)を旗判定で下した。気迫を前面に出し、一本を取る柔道を貫いた。
 穴井隆将さんの話(メッセージ)柔道家として最高の栄誉を勝ち取れた。この賞は今年、東京である世界選手権への励みになる。兄妹で表彰台の一番高い所に立ちたい。

弓道・三重総合高教 安倍智さん 
 第60回全日本男子弓道選手権で県勢初の頂点。全国各地の予選を勝ち抜いた84人の上位20人に入り、決勝は4人による同点の競射を制した。
 安倍智さんの話 弓道に光を当て、素晴らしい賞を頂きうれしいです。まだ修業の途中で、来月開かれる第1回世界選手権でいい弓を引いて優勝するために必死です。

剣道・筑波大 西村英久さん
 第57回全日本学生剣道選手権大会で初優勝。大分国体の悔しい経験を糧に成長。ヤマ場の3回戦で2本勝ちして波に乗り、176選手の頂点に。 西村英久さんの話 普通の人はもらえない賞をいただき光栄です。目標達成を目指し、考えながら練習してきた結果と思う。次は団体で大学日本一を取りたい。

別府大なぎなた部 
 全日本学生なぎなた選手権大会の団体で2連覇を達成。部員6人と少数精鋭だったが、チーム一丸となって戦い、勝利を手にした。
 選手・中洲夏海さんの話 優勝は一人一人が自分の役割を理解し、力を合わせて戦った結果。技術と気持ち、チーム力をさらに高めて、3連覇を目指したい。

なぎなた・別府大 板井奈津美さん
 全日本学生なぎなた選手権大会の個人試合で優勝。前回大会は決勝で惜敗。初優勝にかける強い思いが実を結び、栄冠を手にした。
 板井奈津美さんの話 負けたくないという気持ちを強く持って戦えた。この結果に満足することなく、さらに自分を鍛え、2連覇を目指して頑張りたい。

空手道・同志社大 宮崎健太さん
 全日本学生空手道選手権男子形で優勝した。大分南高時代も大分国体の少年形で優勝。同志社大に進んで2カ月余りで学生王者になった。
 県空手道連盟・佐藤重徳さんの話 これまでの地道な努力が実を結んだ。まだまだ発展途上。「志高頭低」を忘れず、今後も好成績を残してほしい。

陸上・大分高専 川辺一樹さん 
 第44回全国高専体育大会陸上の男子5000メートルで優勝。1500メートルでも2位に入った。長崎大に進んで競技を続け、さらなる飛躍を目指す。
 川辺一樹さんの話 受賞を糧にもっと上の大会でも頑張りたい。大学で5000メートルの記録をさらに短縮し、県内一周大分合同駅伝や九州一周駅伝などで結果を出したい。

空手道・日本文理大 栗本紗弥さん
 聴覚障害者のオリンピック「デフリンピック」に日本代表として出場。組手で金メダルに輝いた。チーム大分の一員として新潟国体にも出た。
 栗本紗弥さんの話 日本代表として多くの人の期待に応えることができてうれしい。これからも世界の舞台で活躍できるよう、受賞を励みに頑張りたい。

レスリング・文理大付高 榊真嗣さん
 全国高校生グレコローマンスタイル選手権大会74キロ級を制した。目標達成のため、決して弱音を吐かない。精神力、体力ともに優れている。
 勝龍三郎監督の話 榊は26日から、「K―1」の山本“KID”徳郁のチームに入り、プロ格闘家を目指す。彼ほど精神面でプロ向きの選手に出会ったことはない。

ソフトテニス・スポーツマンシップ 江利角富美子さん、安達伸子さん
 全日本シニアソフトテニス選手権女子50歳以上で優勝。6回目の挑戦で栄冠をつかんだ。全日本レディース大会個人戦(50歳以上)も制した。
 江利角富美子さん、安達伸子さんの話 ペアを組んで21年。優勝は運と努力。お互いに助け合い、コート上で集中力を発揮できたことが大きかった。

ソフトテニス・津久見クラブ 祖田昭代さん
 全日本シニアソフトテニス選手権女子60歳以上で初優勝。古谷美智子選手(福岡)とペアを組み、4回目で初の栄冠に。競技歴は約40年。
 祖田昭代さんの話 優勝がこんなに大きな功績になるとは思っていなかった。無欲の勝利。今後も努力を続け、何らかの形で皆さんに少しでも恩返しをしたい。

下郡ハンドボールスポーツ少年団 
 全国小学生ハンドボール大会で2年ぶり2回目の優勝。完成度の高かったチームは力を遺憾なく発揮。決勝では攻守に相手を圧倒し、勝利した。 古谷裕邦監督の話 毎年、全国優勝を目標にしているが、2年前とも違った新鮮な喜びがあった。前年は出場できなかった悔しさをバネに、力をすべて出し切れた。

<功労賞>

前県ゴルフ協会長 田村守久さん
 県ゴルフ場経営者協会長、県ゴルフ協会長として「ゴルフ募金」の創設に尽力。県体育協会常務理事を10年間務め、競技力向上にも多大な貢献。
 田村守久さんの話 受賞は光栄すぎて大変恐縮しています。若人の頑張る姿はいいし、面白かった。今後もスポーツ大分のさらなる発展を陰ながら応援していきます。

県テニス協会顧問 中山二郎さん 
 大分市テニス連盟会長、県テニス協会副会長を経て、県テニス協会長を9年間務めた。ジュニアの競技普及に尽力。県体協理事も歴任。
 中山二郎さんの話 ジュニアの育成も20年かけて確立された。賞は自分一人でいただいたものではなく、協会を支えてくださったみなさんがいたからこそ。感謝している。

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