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子供たちの夢実現 津久見市「めだか公園」

[2010年3月12日 09時55分]

メダカを放流する児童ら=津久見市千怒

メダカを放流する児童ら=津久見市千怒

 津久見市千怒で9日、メダカがすめる街区公園「湧水(ゆうすい)めだか公園」の落成式があり、メダカ300匹を放した。10年余り前、土地区画整理事業に伴ってすみかを失うクロメダカを千怒小学校の児童らが保護し、地域が一体となって人工の水路や水槽で育ててきた。

 落成式には5、6年生55人が参加。水流の復活に取り組んだ住民グループ「千怒めだかの会」の宮崎祥一郎会長(千怒区長)が完成を報告。吉本幸司市長は「メダカと共存しようという優しさと公園を、広く自慢したい」とたたえ、佐藤須賀子千怒小学校長は「活動を通じ、児童らはたくさんの人たちと触れ合えた」と成果を語った。
 偶然の出会いから事情を知り、児童の願いを設計に盛り込んだ福岡大学社会デザイン工学科の柴田久准教授(カリフォルニア大学バークレー校で客員研究中)も帰国し、出席した。児童を代表して安藤遼平君(6年)が「アイデアが形になってうれしい。僕らの先輩はすごいと思った」などとお礼の言葉を述べた。
 1999年6月の活動当初、当時の市長に保護を訴えたOBの河合大致さん(22)や軸丸侑樹さん(22)、小手川美穂さん(22)と、当時の担任、山本宏・青江小学校教諭も参加。山本教諭は「願いが実現することを、子どもたちが体験できた」、軸丸さんは「花見に来たい」と話した。児童の活動が多くの大人たちの共感を呼ぶ中、ミカン園の一角を避難のために提供した当時の区長、戸高喜久雄さん(73)は「子どもたちのおかげで夢が実現した」と感慨深そうだった。
 公園は広さ約990平方メートル。小さな丘を盛って高低差を利用して湧水を流し、メダカがすめるようにしている。建設中、児童は芝生張りも体験した。

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