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祇園の森にタイムカプセル 日田で埋設式

[2009年7月2日 09時52分]

タイムカプセルを埋めた日田祇園関係者と後藤会長(手前左から2人目)ら=日田市伏木の市有林

タイムカプセルを埋めた日田祇園関係者と後藤会長(手前左から2人目)ら=日田市伏木の市有林

 日田祇園=国指定重要無形民俗文化財=の山鉾(やまぼこ)に使うアカマツを植栽した、日田市伏木の市有林で6月28日、タイムカプセル埋設式があった。植栽は入手困難なマツの大木を育てて車輪材に生かそうという「祇園の森づくり」で、この日は伐採予定の“100年後”に向けて、カプセルにメッセージや手紙など祇園への思いを込めた。

 山鉾(9基)の車輪は一つの直径が約70センチ、重さ3トン。巡行のたびにすり減るため5、6年で新調するが、材料となる樹齢100年以上のアカマツは九州ではほとんど手に入らない。一昨年、島根県で手に入れたものも2、3基分しかないという。後世に安定して供給できるようにと昨年11月、祇園関係者や市民有志が市有林1ヘクタールに苗木約3200本を植えた。
 28日は市職員や日田祇園山鉾振興会(後藤稔夫会長)の約25人が参加。佐藤陽一市長や後藤会長のメッセージ、市民から未来の市民への手紙、祇園祭のDVDや囃子(はやし)のCD、ホノルルフェスティバル参加記念誌などを収納したステンレス製のタイムカプセル(縦横各35センチ、高さ20センチ)を祇園の森入り口の地下2メートルに埋めた。苗木周囲の下草も刈った。
 埋設式では後藤会長が「100~120年後、1本でも多く使えるマツが残っていたらありがたい。後世に伝えよう」、石松雅彰副市長が「未来の人たちは、わたしたちがどんな思いでマツを植樹したか思いをはせてくれるはず。今後も森をはぐくんでいこう」と呼び掛けた。

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