
[2008年4月22日 09時52分]
別府市が作製した「子宮がん検診受診カード」
若い世代に急増している子宮頸(けい)がん。別府市では二、三十代の検診受診率が低いことから、市は四十歳未満を対象に、気軽に持ち歩ける「子宮がん検診受診カード」を作製するなど啓発活動を強化する。「子宮頸がんは早期発見で完治する確率が高い。年に一回は検診を受けて」と呼び掛けている。
市の子宮がん検診は二十歳以上が対象。集団方式(自己負担九百円)と、市内九カ所の医療機関で受診できる個別方式(同千百円)がある。子宮頸がんは三十代が発症のピークとされるが、二〇〇六年度の検診受診者は二十代が最も少なく、次いで三十代が少ない。全体の受診率は18・7%と、ここ数年横ばい状態。
市は昨年十一―十二月、乳幼児健診に訪れた母親ら二百九十四人(うち68%が三十代、29%が二十代)に、子宮がん検診に関する意識調査を行った。その結果、検診を「一回も受けたことがない」とした人は43%に上った。未受診の理由では「(家事や仕事で)忙しい」「子どもがいるので受けづらい」が合わせて半数を占めた。
「大分、別府などの都市部では対象者が多い割には受診者が少ない。啓発が十分でないことと、若い世代は検診そのものに抵抗があるのではないか」と県地域保健支援センターは話す。
検診受診カードは財布に入れて持ち歩いてもらおうと、二つ折りの名刺サイズにした。検査結果を書き込むことができ、市の各種健診日程が見られるQRコードを載せている。市保健医療課窓口や集団検診で配布する。
同課は市内の大学などと連携して啓発に努める方針。「検診の必要性やがんについて、若い世代に関心を持ってもらいたい」と話している。
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