川底温泉 蛍川荘  体に染み渡る優しい湯

 連日の寒さで芯から冷えきった体を温めようと、九重町へ向かった。大分自動車道の九重インターチェンジから車で約15分。まだ雪が残る同町菅原の国道387号を熊本方面へ走っていると「川底温泉 蛍川荘」が見えてきた。

 その名の通り、夏には蛍が舞う町田川沿い。ヒノキが香る浴舎に足を踏み入れると、オーナーの吉光幸夫さん(68)と妻の敏美さん(66)が迎えてくれた。

 浴槽は、それぞれ温度が違う上・中・下段の三つに分かれている。湯は無色透明の単純泉。町田川から自然湧出した湯をそのまま楽しめる下段は、37~40度とぬるめ。上段は温水を足すため、43度と熱々だ。

 近くに住む常連の井上淳さん(51)は「肌に優しい湯で、いつまでも入っていられる。気が付けば30分、1時間と時間が過ぎていく」とほほ笑む。

 901(延喜元)年、太宰府(福岡県)に左遷された菅原道真がこの地に身を寄せた際、川の底から湯が湧くのを見つけたとされる。歴史ある温泉は県内外のファンを魅了する。老朽化に伴うリニューアルのため2015年に休業し、16年7月から再開した。

 これまで混浴だったが、女性客の声に応えて浴場に仕切りを設置した。遠方からの客のため、旅館の改装も進める。「ゆっくり漬かり、疲れを吹き飛ばしてほしい」というのが吉光オーナーの願い。オーナー夫婦の心遣いと、湯のぬくもりが体に染み渡り、時間がたつのを忘れてしまった。


(メモ//) 営業時間は午前10時~午後6時で、最終受け付けは午後5時半。不定休。入浴料は大人500円、中学生以下300円。近くには貸し切り風呂が一つあり、1時間1500円。問い合わせは「川底温泉 蛍川荘」(TEL0973・78・8235)。



十割そば楽しめる てんぷら、季節を感じて

 「川底温泉 蛍川荘」から車で約5分。熊本県小国町との県境付近に、十割そばを楽しめる「そば処よしぶ」がある。

 人気はざるそばやてんぷら盛り、自然薯(じねんじょ)のとろろ飯と小鉢がセットになった「よしぶ」(1650円)。打ちたての麺は小国産のそば粉を使用。てんぷらは季節によって変わるが、今の時季は穴見勝徳店長(58)自家製のフキノトウやナスなどを味わうことができる。

 木曜定休。営業は午前11時~午後4時。問い合わせは同店(TEL0973・78・8581)。

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