
山口国体の閉会式で整列した県選手団=11日、山口市の維新百年記念公園陸上競技場
【国体臨時支局】第66回国民体育大会・山口国体最終日は11日、山口市などであり、全日程を終了した。
大分の成績は天皇杯(男女総合)が953・5点(競技得点553・5点、参加得点400点)で24位。皇后杯(女子総合)は540・5点で16位だった。「天皇杯で3年連続10位台」の目標には届かなかった。
閉会式は山口市の維新百年記念公園陸上競技場であり、県選手団は選手、役員計21人が旗手の木村賢太(杵築高)を先頭に入場行進した。
男女総合、女子総合で優勝した山口県に秋篠宮さまが天皇杯、紀子さまが皇后杯を授与され、11日間にわたる大会の幕を閉じた。第67回国体は岐阜県で来年9月29日から11日間開催。冬季大会は1、2月に行われる。
大会評
天皇杯(男女総合成績)順位で「3年連続10位台」を掲げて戦った“チーム大分”は24位。19位の秋田とは17・5点差で目標に届かなかった。
九州ブロック大会で獲得した57種別の代表権(九州2位、昨年比1増)を含め、34競技86種別に435人の選手団(昨年比35人増)で臨んだ。
入賞したのは22競技で昨年と同数。このうち、優勝はライフル射撃成年男子50メートルライフル膝射20発の礒部直樹(大分市役所)と、フェンシング少年男子フルーレの二つ。千葉国体の7競技・九つから減った。
競技別総合優勝に輝いたのはクレー射撃(先行開催)とフェンシング。フェンシングは県勢で最高の93点を獲得した。この他では、ボクシングも3位と健闘。陸上もこつこつと得点を伸ばした。これらの競技では、若手や中堅の指導者が一枚岩になり、日頃から「チーム大分」として取り組んできた成果が出た。
一方、15年連続で総合3位以内を維持してきたカヌーが6位に後退するなど、“ポイントゲッター”だった競技が例年ほど伸びなかった。
課題だった8倍競技(選手が8人以上の団体競技)は今回も無得点。ただ、サッカー少年男子、軟式野球成年男子が入賞にあと1勝まで迫ったほか、ホッケー成年女子が中国・四国ブロックとの代表決定戦に進むなど、前進が見えた。
天皇杯順位は大分国体以降、14位、18位、24位と下降線をたどっている。競技力向上に向けた取り組みを、もう一度、検証してみる必要がありそうだ。
渚洋行総監督(県体育協会専務理事)は「最後まで諦めずに戦ってくれた選手たちに敬意を表したい。10位台の力はあったが、組み合わせなどの面であと一歩の競技があった。順位は真摯(しんし)に受け止め、もう一度10位台に戻れるようにしたい」と総括した。
(取材班)
健闘をたたえたい
広瀬勝貞知事の話 「チーム大分」が一丸となって粘り強く戦った選手団の健闘をたたえたいと思います。残念ながら、天皇杯順位で3年連続10位台という目標は達成できませんでしたが、県選手団の健闘は必ず次につながる戦いでした。県民皆さまのご声援に、心から感謝します。
底上げを図りたい
県体育協会・井上倫明事務局長 選手は最後まで諦めず、よく戦ってくれた。目標は達成できなかったが、再チャレンジしたい。(課題だった)団体競技の強化も、結果こそ出なかったがあと一歩まで来ている。全体的な底上げを図りたい。
サポート役、勉強に
陸上少年男子A・永沼賢治(舞鶴高3年) 自分はいい結果を出すことができなかった。サポート役に回り、いい勉強になった。みんなが頑張っているのを見て申し訳なかったが、刺激を受けた。もっと練習し、来年は成年で大分に貢献したい。
経験、次につなげる
陸上少年女子A・児玉実果子(大分西高3年) 目標の自己ベストは出せなかったが、チーム大分の一員として国体に出た経験を次につなげていきたい。これから始まる駅伝でしっかりと結果を残し、国体チームの皆さんに恩返しをしたい。
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