
成年女子10メートルエアライフル伏射40発で3位に入った礒部あずさ。競技を終えて、ほっとした表情を見せる=広島県つつがライフル射撃場
【国体臨時支局】第66回国民体育大会・山口国体第3日は3日、山口県を中心に行われた。県勢は13競技に出場し、ライフル射撃成年女子10メートルエアライフル伏射40発で礒部あずさ(キヤノンシステムアンドサポート)が3位、レスリングの少年男子フリースタイル55キロ級で江田泰己(文理大付高)が5位に入賞した。山岳少年男子のボルダリングは4日の決勝に進んだ。第4日の4日、県勢は8競技に臨む。
妊娠7カ月、胎動を感じながら
ライフル射撃の成年女子10メートルエアライフル伏射40発で礒部あずさ(キヤノンシステムアンドサポート)が3位になった。現在妊娠7カ月。胎動を感じながら、2日の同立射40発の6位に続く2種目入賞を果たした。
次々と標的の中心を撃ち抜き、第1シリーズから10点台(最高点は10・9点)を連発した。「不安もあったが、(子どもが)元気と思うと安心した」。慎重になって時間を使い、終盤は「制限時間が気になって焦った」とペースを乱し、狙っていた優勝は逃した。
神奈川県出身。中央大時代は日本代表に選ばれた。2日の50メートル膝射20発で優勝した礒部直樹(大分市役所)は夫。昨年、結婚を機に大分に移り住んだ。
妊娠後も「ライフル射撃が好きだから」と体に負担がかからないよう、銃を構える姿勢や服を変えるなど、試行錯誤しながら練習を積んだ。「体のことを考えるようになって、自分としっかり向き合うようになり、競技も丁寧になった。精神面の成長が結果につながっている」。5回目の国体で最高の成績を残し、「来年は子どもを連れて出場したい」とほほ笑んだ。
ライフル射撃の県チームは、この入賞で最終日を残して、昨年の得点(11点)を上回った。松本光泰監督(新日鉄大分)は「礒部夫婦のおかげ。2人は高校生たちの目標にもなっている。しっかり若手を育て、来年はさらに上の成績を残したい」と話した。
◇ライフル射撃
(広島県つつが射撃場ほか)
▽成年男子ライフル伏射(60発、決勝10発)(10)礒部直樹582点
▽同エアライフル立射(60発、決勝10発)(20)福井将人575点
▽同センターファイアピストル(25メートル60発、決勝20発)(27)鶴田譲561点(精密射撃276、速射285、合計561)
▽成年女子エアライフル伏射(40発)(3)礒部あずさ415・8点
▽少年女子エアライフル立射(40発、決勝10発)(21)財津わかな376点
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