大分のスポーツ

「集中力」さらに 大分工、響く快音

[2010年08月06日 10:20]

打撃練習をする大分工ナイン=伊丹市の伊丹スポーツセンター野球場

 【甲子園臨時支局】第92回全国高校野球選手権大会に出場する大分工は5日、兵庫県内で練習して初戦の延岡学園戦(第5日第1試合)に備えた。
 練習は午後2時から約2時間、伊丹市の伊丹スポーツセンターで行った。ランニング、キャッチボールに続き、塔鼻充監督が「これからは集中力が大事。試合までまだまだ鍛えるので、モチベーションを上げて、いい練習をするぞ」と呼び掛けた。
 レギュラー組を中心にバントや打撃を練習。延岡学園のエースを想定し、左投げの打撃投手やマシンの球を打ち込んだ。選手たちは球を見極め、快音を響かせた。
 塔鼻監督は途中、「(大分大会は)何で勝ったのか。気迫だろう。思い出せ」と気合を“注入”。最後はグラウンド全体を使ったダッシュを元気にこなした。
 6日は開会式のリハーサルに参加した後、練習をする。

選手の成長に喜び
 塔鼻充監督(54)を支えているのが野球部の佐藤俊彦部長(44)と小野正志副部長(33)。2人とも指導者として初の甲子園で、生き生きした表情で精力的に動いている。
 佐藤部長は大野、中津南で監督を務め、2007年、大分工に赴任。09年、部長に就任した。大分大会以降、対外的な仕事が増えたが、「ユニホームを着て練習に参加すると、ほっとする」。
 小野副部長は大分工OB。17年前の甲子園はアルプススタンドで応援した。今年4月、5年ぶりに母校に復帰。「選手のことも分かってきた」と監督、部長と選手のつなぎ役を果たしている。
 2人は「守備やバントがうまくなった。(大分大会という)壁を越え、自信がみなぎってきた」と選手たちの成長に目を細めている。

藤田工藤大きな声、士気高める
 捕手の藤田拓也(3年)と内野手の工藤将也(同)は、ともにチームのムードメーカー。練習中も大きな声を出し、士気を高めている。
 2人とも控えだが、代打の切り札や守備要員として欠かせない戦力。塔鼻充監督は「藤田は気配りができ、みんなの信頼が厚い。工藤は努力家。急成長してメンバー入りを果たした」と評価する。
 大分大会で優勝し、「一人一人が自信を持った」「さらにムードが良くなった」と2人。3日の甲子園練習で初めて“聖地”の土を踏み、「大きさに驚いた」「感動した」という。
 宿舎では「休養したり、同部屋の仲間と楽しく過ごせている」と笑顔。初戦の相手も決まり、藤田は「気合が入ってきた。もし試合に出たら結果を出したい」、工藤は「どんな形でもチームに貢献したい」と誓った。

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