大分のスポーツ

明豊驚異の粘り 9回に同点打

[2009年08月20日 14:51]

【明豊―常葉橘】9回表明豊無死三塁、今宮が同点となる右前打を放つ=20日、甲子園

 【甲子園臨時支局】第91回全国高校野球選手権大会第11日は20日、甲子園球場で3回戦を行い、春夏連続出場の県代表の明豊が、春夏通じて甲子園初出場の常葉学園橘(静岡)に延長十二回、8―6で競り勝って8年ぶりにベスト8入りした。

 ▽3回戦 明豊―常葉学園橘(8時30分、14000人)
明豊(大分)    200010021002|8
常葉学園橘(静岡)004200000000|6
(延長12回)

 明豊は八、九回の攻撃で3点差を追い付いて延長戦へ。十二回1死満塁から内野ゴロの併殺崩れの間に2点を勝ち越し、3投手の継投でしのいだ。
 明豊・野口投手(三回途中で降板)「自分のミスを仲間がカバーしてくれた。このままでは終われない」

 【評】明豊は延長十二回、1死から松本が内野安打。振り逃げ、死球で満塁とし、平井の内野ゴロ併殺崩れの間に2点。十一回から登板した3番手山野が常葉橘打線を抑えた。
 明豊は一回、砂川の左前打を足掛かりに阿部、木森の連続右前適時打で2点を先制した。だが先発野口と救援した今宮が四回までに6失点。苦しいゲーム展開となった。九回、1点を追う明豊は先頭の砂川が三塁打で出塁、今宮の右前適時打で追い付いた。山野は伸びのある直球と切れのある変化球で2回を内野安打1本に抑える好救援。

 今宮、3打数3安打

 今宮健太(3年)が追い込まれたチームを救った。投げては先発野口の後を受け、三回途中から救援。打っては1点差の九回、右前打で同点に追い付いた。
 「自分が投げる時は常に背番号1のつもりでいる」。打撃に重きを置いたため、選抜に続いてエースナンバーは譲ったが、意地があった。
 打っては6打席すべてで出塁し、3打数3安打の固め打ち。2回戦の西条戦は振るわず、珍しく送りバントもした。
 「西条戦の後、今の状態では百パーセント打てないと監督に言われた」打撃を修正。「長打を捨て、右方向に短打を狙う」と誓って臨んでいた。

 別府、大分両市に号外を張り出し

 大分合同新聞は20日、明豊高校のベスト8進出を伝える号外を別府、大分両市内の計16カ所に張り出した。
 大分市のトキハ本店前では、買い物客らが足を止めて号外に見入った。専門学校生の古庄佑二さん(19)=同市大道町=は「明豊には粘り強さを感じる」。主婦の二宮曜子さん(42)=同市田室町=は「このまま優勝まで一気に突っ走ってほしい」と期待した。


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