
【臼杵商―鶴見丘】7回裏鶴見丘1死満塁、板井が左前打を放つ。捕手大津留=新大分球場
第91回全国高校野球選手権大分大会第3日は13日、新大分球場で1回戦3試合があった。
第1試合は宇佐が二回の大量点で日出暘谷を突き放し快勝。第2試合は七回に集中打が出た鶴見丘が臼杵商をコールドで下した。第3試合は終盤に粘りを見せた豊南が竹田に逆転勝ちした。
第4日の14日は1回戦4試合がある。
<きのうの成績>
▽1回戦
鶴見丘8 ― 1臼杵商
宇 佐9 ― 1日出暘谷
豊 南6 ― 5竹 田
<きょうの試合>
▽1回戦
宇佐産―国東双国(8時30分)
舞 鶴―安心院(11時)
高 田―津久見(13時30分)
中津商―鶴 崎(16時)
▽1回戦
臼杵商0010000-1
鶴見丘0002006x-8
(7回コールド)
【評】鶴見丘は七回に打線がつながり集中打。野尻、矢野、栄木の3連続内野安打で無死満塁とし、大橋、佐藤の連続適時打で加点。その後も勢いは止まらず、志手杏、芦刈の適時打で一挙6得点。この回だけで8安打した。
臼杵商は三回、バッテリー間のミスで先制。だが四回には守備の乱れで勝ち越しを許し、リズムに乗れなかった。
臼杵商は七回、2番手板井誠司(3年)が鶴見丘打線につかまった。均衡がうそのようにあっという間に試合が終了した。「何とか接戦に持ち込みたかったのだが…。最後は力の差が出た」。後藤美次監督はうなだれながら大差で敗れた試合を振り返った。三回に相手投手の暴投の間に1点を先制したが四回、同じような展開で相手に逆転を許した。七回は「勝負して打たれたので仕方がない」。
先発したエースの伊崎達朗(3年)は「自分のミスで流れが傾いてしまった」。板井一主将(3年)は「3年間一緒に頑張った仲間が打たれたので悔いはない。監督に1勝をプレゼントしたかった」と涙を流した。
打線つながり7回に6得点
コールド勝ちした鶴見丘の手嶋陽明監督は「初戦は苦しい。(序盤から)思うような攻撃ができなかった」と勝利にも反省の弁。
七回はようやくつなぐ意識が生まれ、1回で8安打。絶妙なバント安打で無死満塁の好機を築いた栄木浩明主将(3年)は「狙い通り。足に自信があった」と笑顔。「次は開き直っていく」と力強く語った。
名将の夏終わる 臼杵商・後藤監督
守り勝つ野球伝え続け30年
名将の夏が終わった。来年3月末で退職する臼杵商の後藤美次監督(60)。「夏は特別。もう終わったんかという感じ」。少し寂しそうにはにかんだ。
高校野球の指導をして約30年。常に守り勝つ野球を教えてきた。「思い出といえば甲子園といわんといけんやろな」。母校・大分商で岡崎郁(巨人2軍監督)らを育て、79、80年に連続で夏の甲子園に導いた。79年には選抜大会にも出場した。
大分商の教え子、情報科学の徳永陽一副部長(42)は後藤監督と一緒に高校野球の指導をしたくて教員になった。「厳しかったが、卒業して後藤監督の言葉が身に染みている。指導者として同じユニホームを着ることができなかったのが残念」と涙をこらえた。
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