
全国都道府県対抗男子駅伝、7位でフィニッシュする大分のアンカー・足立知弥=広島・平和記念公園
【広島臨時支局】第17回全国都道府県対抗男子駅伝は22日、広島市平和記念公園前発着の7区間48キロで行い、兵庫が2時間20分19秒で2年ぶり4度目の優勝を果たした。優勝回数は史上最多5度の長野に続き、単独2位となった。大分は2時間21分18秒で7位になり、2年ぶりの入賞を果たした。
【評】大分は1区近藤がトップと27秒差の15位で発進。2区で28位に落ちたが、3区湯地が区間17位と粘り、順位を四つ上げた。
入賞の鍵を握る4区室井は区間賞、5区大塚は区間2位の快走。2人で計19人を抜き、5位に浮上。
これで流れに乗り、6区で四つ後退したが、アンカー足立が区間7位の好走で7位入賞に貢献した。
一丸“奇跡の挽回”序盤の遅れを後続がカバー
たすきをつなぐ駅伝の戦い方を大舞台で体現―。県チームは、序盤の遅れを高校や一般の選手が一丸となって挽回し、7位入賞を果たした。指揮を執った井上浩監督(東明高教)は「感動した」と、選手一人一人と握手して健闘をたたえた。
1区の近藤修平(東明高2年)は積極的な走りで先頭集団を引っ張った。残り2キロでトップに離されかけたが、「粘った。力は出し切った」と役割を果たした。2区の河野龍也(昭和中3年)は中距離が専門。流れに乗れず、28位に下がった。
「(順位を)落としてしまった」と責任を感じる中学生を、3区以降の先輩がカバー。湯地俊介(東明高―駒沢大2年)は故障上がりにもかかわらず、「4区以降の高校生が走りやすい位置で渡そう」と4人を抜き、“奇跡の挽回”へ布石を打った。
圧巻は4区の室井勇吾(文理大付高3年)と、5区の大塚祥平(東明高2年)の走り。室井は9人、大塚は10人を抜き、5位に浮上。指導陣が描いた「入賞するには5区終了時点で5位前後」というレースプラン通りの展開に持ち込んだ。
6区の後藤光希(三重中3年)は「精いっぱいの走り」で、9位でつなぎ、アンカーに託した。箱根駅伝で故障したエース油布郁人(東明高―駒沢大2年)に代わり、急きょ招集された足立知弥(大分高―旭化成)は7位に押し上げてフィニッシュした。
県記録(2時間21分9秒)に9秒差まで迫り、兵庫の優勝タイムとは59秒差。井上監督は「堅実なレースができた。タイムは天皇杯(優勝)を狙える位置まできている。来年はベスト3を目指したい」と話した。
◇県チームの成績(丸数字は通過、区間順位の順)
○総合 (7)大分 2時間21分18秒
▽1区(7キロ) 近藤修平(東明高2年) (15)20分39秒
▽2区(3キロ) 河野龍也(昭和中3年) (28)(45)9分23秒
▽3区(8・5キロ) 湯地俊介(駒沢大2年) (24)(17)24分38秒
▽4区(5キロ) 室井勇吾(文理大付高3年)(15)(1)14分30秒
▽5区(8・5キロ) 大塚祥平(東明高2年) (5)(2)24分43秒
▽6区(3キロ) 後藤光希(三重中3年) (9)(23)9分6秒
▽7区(13キロ) 足立知弥(旭化成) (7)(7)38分19秒
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA