
ハンドボールのロンドン五輪男子アジア予選で、オマーン選手のディフェンスをかわす宮崎大輔=27日、ソウル(共同)
30歳のエースに円熟味が出てきた。ハンドボールのロンドン五輪男子アジア予選で日本を引っ張る宮崎大輔(大分電波高=現国際情報高=出身、大崎電気)は、持ち前の得点力に加えて攻撃を組み立てる場面が目立っている。本人は「点を取りたい気持ちは変わりない」と言うが、「周りを動かして自分もチャンスを待つ。経験ですかね」とプレーの幅が広がった。
中国戦が好例だった。日本がリードしていた前半に宮崎が放ったシュートは0本。チームが好調なのを見て、ゲームメーカーの役割に徹した。しかし後半に逆転されると、自ら積極的にシュートを狙って4得点。相手の裏をかき「みんなに『俺が決める』という気持ちがなくなっていたので」と周囲を鼓舞する気持ちも込めた。
酒巻清治監督は「自分の良さの生かし方が分かってきた」と全幅の信頼を寄せる。過去2度の五輪アジア予選を経験し、宮崎は「残り少ない選手生活で、悔いがないようにやりたい」と悲願の五輪出場を目指す。(ソウル共同=渡辺匡)
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