大分のスポーツ

全九州高校駅伝 文理大目標達成

[2010年11月22日 10:21]

文理大付男子の佐藤優樹が4位でフィニッシュ=宇佐市安心院町

 男子第63回、女子第22回全九州高校駅伝競走大会は21日、宇佐市安心院支所前をスタート、安心院高校通用門前にフィニッシュするコースであった。男子(7区間、42・195キロ)は九州学院(熊本)が2時間4分55秒で優勝。2位は鹿児島実(鹿児島)、3位は大牟田(福岡)。女子(5区間、21・0975キロ)は北九州市立(福岡)が1時間9分19秒で制した。2位は筑紫女学園(福岡)、3位には神村学園(鹿児島)が入った。
 県勢は男子の文理大付が4位、東明は10位、大分西は18位。女子の文理大付は5位、大分西は9位、東明は23位だった。全国高校駅伝(12月26日・京都)には、県大会で男女を制した文理大付が出場する。

 【男子評】文理大付は1区小谷が8位発進。2区大塚、3区渡辺が順位をキープすると、4区室井が区間4位の走りを見せ、4位に浮上。5~7区は下位からの追い上げを受けたが、逃げ切った。
 東明は3区大塚、4区金森の力走で8位に付けたが、それ以降は伸びを欠いた。大分西は3区渡辺が14位まで順位を上げたが、その後は後退した。

強豪の中で確かな手応え
 男子・文理大付のアンカー、佐藤優樹主将(3年)は必死の形相でフィニッシュラインに飛び込んだ。背後に迫る小林(宮崎)を振り切り、4秒差で4位を守った。
 「最後は詰められてしまったが、みんなが自己ベストを目指したからこその結果」と佐藤主将は声を弾ませた。
 「目標は5位だった。予想以上の出来で驚いた。選手の力です」と本田浩史監督。強豪の中でどれだけやれるかを課題に臨んだ大会で、確かな手応えをつかんだ。
 朝、選手たちに男子マラソンの世界記録を持つゲブレシラシエのレース映像を見せたという。区間4位の走りでチームを浮上させた室井勇吾(2年)は「無駄のないフォームが参考になった。上体がぶれないように心掛けた」と話した。
 4年前に臨んだ全国大会は19位。今年はそれを上回る結果を目指す。本田監督は「今回は地の利もあった。これでおごってはいけない。選手一人一人を底上げしなければ」と課題を挙げた。

 【女子評】文理大付は1区後藤が2位と好スタートを切り、2区狩生は2位集団で競り合いながらつないだ。3区松下は3位でリレー。4区で順位を落としたが、5位でフィニッシュした。
 大分西は1区中村が区間6位の走りで勢いをつけ、2区児玉も力走。3区以降も粘って9位。
 東明は序盤の遅れを取り戻せず、23位だった。

序盤いい流れ粘り最後まで
 県勢の女子1位は文理大付。フィニッシュ地点では大見健二監督と選手らが最終区の高野安弥(1年)を温かく迎えた。県大会の記録を1分8秒短縮し、目標の8位以内を達成した。
 県大会は1時間11分40秒。「出場チームの中では8番目のタイム。8位以内を目指そう」と大見監督が目標を設定し、練習に励んできた。
 1区後藤みのり主将(3年)は、単独で飛び出した筑紫女学園を追う第2集団でペースを守った。2区が近づくとラストスパートし、2位でたすきを渡した。2区の狩生あおい(同)も集団で踏ん張り、たすきをつないだ。
 大見監督は「1、2区でいい流れができた。全員が最後までよく粘ってくれた」とたたえた。後藤主将は「自分が流れをつくらねばと思っていた。少しでもいいタイムを出そうと自分に言い聞かせ、力を出し切った」と振り返った。
 次は全国大会。メンバーのうち3人は昨年、都大路を走っている。大見監督は「昨年以上の成績を目指す」、後藤主将は「1区が鍵。自分がいいタイムで走り、しっかりと役目を果たしたい」と意気込んだ。

東明リベンジならず
 男子・東明は10位。出遅れたが、3区の大塚翔平(1年)、4区の金森象(2年)が盛り返した。井上浩監督は「勝負強い大塚がいい走りをしてくれたが、勝負する区間で後手に回ってしまった」と振り返った。
 県大会で文理大付に敗れ、リベンジを誓って臨んだ大会だった。阿南堅也(2年)は「悔いの残るレースになった。来年こそは全国大会に出場したい」と力を込めた。
 大分西は18位。森崎宣和監督は「序盤に流れをつくるはずだったが、できなかった」。仲摩圭之助主将(3年)は「いつも1区の橋本に頼っていたので、出遅れた分は全員でカバーしたかったのだが…。自分たちの弱さが出た」と話した。

大分西「ステップに」
 9位に入った女子・大分西の西木場優二監督は「狙い通りのレース。来年に向けていいステップになった」と納得の表情。県大会のタイムを1分近く縮め、目標の1時間11分台を達成した。
 区間5位の快走でチームに勢いをつけた児玉実果子(2年)は「前との差をもっと詰めたかったが、目標タイムをクリアできたので個人としては85点」と表情をほころばせた。
 23位だった東明の井上浩監督は「選手たちは力の差を痛感したはず。これから上を目指していく」と話した。2区の新貝加奈恵(1年)は「普段の練習、生活から甘い部分を一つずつ改善していく」と話した。

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