
初先発の山口が上野と投げ合う=新大分球場
第43回日本女子ソフトボールリーグ第9節大分大会(大分合同新聞後援)第2日は10日、新大分球場であった。
第1試合は大鵬薬品(徳島)が戸田中央総合病院(埼玉)に逆転勝ちした。大鵬薬品は初回、1死三塁から佐々木瞳の内野ゴロの間に先制。2点を追う四回には、増井知美の中前打を足掛かりに4本の長短打で3点を奪って逆転。そのまま逃げ切った。戸田中央総合病院は三回に敵失などで3点を挙げたが、その後は好機を生かせなかった。
第2試合はルネサスエレクトロニクス高崎(群馬)が日立ソフトウェア(神奈川)の猛追を振り切った。ルネサスエレクトロニクス高崎は初回、2死二塁から岩渕有美の左前適時打で先制。四回に1点、五回には山本優の右越え本塁打などで3点を挙げ、突き放した。先発した上野由岐子は六回まで無安打投球で会場を沸かせた。日立ソフトウェアは七回に4本の長短打で3点を返したが、反撃が遅かった。
最終日の11日は、同球場で午前10時半から戸田中央総合病院―日立ソフトウェア、午後1時からルネサスエレクトロニクス高崎―大鵬薬品の試合がある。
上野と投げ合い5失点
「抑えたかったが、5点も取られては勝てない」。実業団2年目で初先発した日立ソフトウェアの山口憲子(大分西高出身)は悔しさをにじませた。
先発を告げられたのは9日夜で、「驚いたが、絶対に勝つんだと気持ちが高ぶっていた」と山口。初回に1点を奪われたがすぐに立て直した。丁寧にコーナーをつき、打たせて取る投球で二、三回は無失点。中盤、制球が甘くなって失点したが、上野由岐子(ルネサスエレクトロニクス高崎)と堂々と投げ合った。
藤本あさ子監督は「今季、大きく成長している選手の一人。ステップアップのために先発を託した。この経験を生かしてほしい」。山口は「制球力やスタミナなど足りない部分がまだたくさんある。もっとチームの勝利に貢献できる投手になりたい」と飛躍を誓った。
剛速球に「すごい」
2日目は好天に恵まれたこともあり、スタンドには日本トップレベルのプレーを見ようと、多くの観客が詰め掛けた。
ソフトボール部の仲間と声援を送っていた木許奈猪さん(15)=判田中3年=は「上野投手の投球はすごい迫力。将来は自分も出場できるよう高校での練習を頑張る」。
大西純人さん(32)=大分市・会社員=は妻の奈津さん(32)=会社員、長男の怜ちゃん(1)と3人で観戦した。「地元出身の山口投手の頑張りに感動した」と笑顔。
最前列でメモを取りながら熱心に見ていた豊南高ソフトボール部の上杉美由紀さん(16)=1年=は「ベンチの応援の声が大きく、攻守を交代する時の動きもきびきびしている。今後の部活に生かしたい」と話した。
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