大分のスポーツ

20歳の夢“ホールイン” 矢野佑介さん

[2009年09月19日 09:42]

プロゴルファーになる夢をかなえた矢野佑介さん

 別府市のセントレジャー城島高原ゴルフクラブの研修生、矢野佑介さん(20)が、本年度のPGA(日本プロゴルフ協会)資格認定プロテストに合格した。脇目も振らずゴルフに明け暮れ、夢を実現した。プロの世界に飛び込む不安もあるが、「スリルのある人生は、その分楽しみも大きい」。待ち望んだ“勝負の世界”を前に、胸の高鳴りを感じている。
 矢野さんは宮崎県出身。中学3年で、初めてクラブを握った。父が趣味で始めたゴルフに付き合ったのがきっかけだった。小学生の時に習ったソフトボールと似た感覚だったが、「なかなか思い通りにいかない」ところに引かれた。
 通った高校にゴルフ部はなく、自分でコーチを探し、練習場に通った。高校時代は2度、県代表として国体に出場。九州レベルの大会でも2位に入った。宮崎県では毎年、世界のトップ選手が出場する大会があり、間近でプレーを見てプロを意識した。「あこがれの選手はセルヒオ・ガルシア。彼らと同じ舞台に立ちたかった」
 2007年に研修生となり、鈴木規夫プロの指導を受けた。休日もゴルフが頭を離れない。成人式のため実家に帰省した時も、結局、式には出ず練習場に張り付いた。
 9月初旬に北海道であった最終プロテストでは、50位タイの合格ラインを大きく上回る6位タイで通過した。3日目までは1打差の2位。最終日は果敢にトップを狙い、スコアを落としてしまったが、「順位を気にして守りに入るより、攻めの姿勢を貫きたかった」と度胸の良さを見せた。
 早く試合に出たくてうずうずしている。「すぐにでも勝ちたい。両親を安心させ、鈴木先生への恩返しをしたい」。先輩として見守ってきた同ゴルフクラブの草野忠重プロ(53)は「厳しい競争の世界。これからが勝負だ」とエールを送っている。

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