
後継者が育たず、解散した大分コスモレディースTC(昨年1月、全九州選手権で3連覇した時のコスモ)
綱引き競技で最強を誇った大分コスモレディースTC(綱引きクラブ)がメンバーの減少などで、競技活動にピリオドを打ったことが12日までに、チーム関係者の話で分かった。世界選手権で3度、世界一に輝くなど、国内外で活躍し、2004年には県民栄誉賞(県賞詞)も受けた。27日にOBや関係者が集まり、大分市内で慰労会を開く。
大分コスモレディースは1989年、大分市内で造園業を営む女性らが集まり、結成した「造園連コスモレディース」が前身。97年にチーム名を大分コスモレディースに変更した。
全日本綱引き選手権では優勝6回を数える。日本代表として出場した世界インドア綱引き選手権大会(480キロ級)では99年、2002年、04年に金メダルを獲得し、“世界最強”の栄冠を手にした。03年には文部科学大臣表彰や大分合同新聞スポーツ賞、04年に同国際賞も受賞した。
最近は若手メンバーが減り、最後の出場となった今年2月の全日本綱引き選手権ではメンバー4人と他チーム選手の計8人で戦い、ベスト16だった。
設立当初からチームにかかわったマネジャーの安部隆文さん(57)は「週3回の練習はハード。育児や仕事もある中、若い選手が育たなかった」と説明する。
最後の主将となった田代幸恵さん(53)は「綱引きは8人の思いが一つにならないとできない。若い人材もそろわない中、区切りを付けたかった。応援してくれた皆さんに感謝します」と話した。
県内では豊後大野市や玖珠、九重両町などで女子チームが活動。今年秋の県民体育大会からは綱引きが正式種目となる。
県綱引連盟の矢田憲幸理事長は「大分での綱引き競技の普及はもちろん、欧州勢が強いスポーツで、日本の力を世界に示してくれた。本当にご苦労さまと言いたい」と話している。
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