
大分西のアンカーは1年生の森亮子
4年ぶりの都大路はうれしさと悔しさが入り交じっていた。大分西は目標の「15位以内」には届かなかったが、全員が初めての全国大会で力を出し切った。2区の児玉実果子主将(3年)は「このメンバーで都大路に来られてよかった」と笑顔を見せた。
1区の中村真唯(3年)は京都入りした後、寒さの影響で「左脚に力が入らなくなった」。岡崎あゆみコーチからストレッチを受けて本番に間に合わせ、19位でたすきを託した。「3年になってチームがまとまり、みんなで戦うということがよく分かった」と涙した。
中村とともにチームを引っ張った児玉主将は、西木場優二監督から「本能の走りをしろ」と送り出された。念願だったレースを区間17位で走りきると、震える声で「終わった。楽しかった」。
5人が一つになり、都大路を駆け抜けた。4区の門柳葉月(2年)は、初めてアンカーを務める森亮子(1年)にたすきを渡す瞬間、「亮子なら行ける」と励ました。3区の工藤遙菜(1年)は「来年は今の3年のような存在になりたい」と心に誓った。
児玉主将は「後輩は全国との差を感じたと思う。来年はもっと上を目指して頑張ってほしい」と思いを託した。
【評】大分西はベストの状態ではなかった1区中村が粘り、19位で発進。2区児玉はチーム最高の区間17位で順位を二つ上げ、3年2人が序盤に流れをつくった。その後、1、2年3人が力を尽くしたが、3区で20位、4区で25位に後退した。
卒業生ら50人熱い声援送る
○…大分西の陸上部員や保護者、卒業生ら約50人がスタンドなどから声援を送った。
1区を走った中村真唯の父真博さん(43)=大分市、会社員=は「この瞬間のために懸けてきた。悔いのない走りを」と熱い思いで見詰めた。同校2年の時に8位入賞を果たした下藤ひとみさん(24)=キヤノンAC九州=も「思い切り楽しんで」と後輩にエール。
フィニッシュすると、拍手で選手をねぎらった。アンカー森亮子の父正敏さん(47)=玖珠町、公務員=は「来年も必ずこの舞台に戻ってほしい」と期待した。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
![]()