
4年ぶりの優勝を飾った女子・大分西のメンバー
男子第62回・女子第27回県高校駅伝競走大会(大分合同新聞後援)は6日、宇佐市安心院支所前をスタート、安心院高通用門前にフィニッシュする男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロであった。男子14校、女子9校が出場。男子は東明が2時間7分5秒の大会新記録で2年ぶり10回目、女子は大分西が1時間11分31秒で4年ぶり17回目(前身の大分女子を含む)の優勝を果たした。男子の2位は文理大付、3位は大分西、女子の2位は文理大付、3位は東明だった。男女の各1位は全国大会(12月25日・京都)、同3位までが九州大会(19日・熊本)の出場権を得た。
=男子=
(1)東明(阿南堅也、菅原優樹、大塚祥平、近藤修平、安藤聡、広瀬俊輝、金森象)2時間7分5秒=大会新(2)文理大付(室井勇吾、長森将大、小谷政宏、渡辺大輔、伊東顕太郎、東森拓、大塚雄太)2時間8分1秒(3)大分西(橋本崚、仲井賢太、大野力、渡辺智也、藤本康平、山本祐希、高橋流華)2時間12分7秒(4)鶴崎工2時間16分47秒(5)竹田2時間23分28秒(6)杵築2時間28分0秒(7)豊南2時間29分12秒(8)日田林工2時間29分14秒(9)国東2時間29分40秒(10)高専2時間31分17秒(11)舞鶴2時間34分20秒(12)高田2時間34分28秒(13)中津東2時間38分10秒(14)臼杵2時間42分9秒
【区間賞】▽1区(10キロ)室井勇吾(文理大付)30分18秒▽2区(3キロ)菅原優樹(東明)8分34秒▽3区(8・1075キロ)大塚祥平(東明)25分10秒▽4区(8・0875キロ)近藤修平(東明)23分15秒▽5区(3キロ)安藤聡(東明)9分8秒▽6区(5キロ)東森拓(文理大付)15分11秒▽7区(5キロ)金森象(東明)14分17秒=区間新
=女子=
(1)大分西(中村真唯、児玉実果子、工藤遥菜、森亮子、門柳葉月)1時間11分31秒(2)文理大付(上杉円香、宇都宮亜依、上杉ひかり、宇都宮亜未、高野安弥)1時間12分37秒(3)東明(大谷くみこ、冨松南那、川上楓、鈴木翔子、梶谷智佳)1時間18分34秒(4)日田1時間26分38秒(5)舞鶴1時間26分57秒(6)豊府1時間28分24秒(7)臼杵1時間29分2秒(8)別府商1時間30分30秒(9)国東1時間30分31秒
【区間賞】▽1区(6キロ)中村真唯(大分西)20分42秒▽2区(4・0975キロ)児玉実果子(大分西)13分2秒=区間タイ▽3区(3キロ)工藤遥菜(大分西)9分58秒▽4区(3キロ)森亮子(大分西)10分23秒▽5区(5キロ)高野安弥(文理大付)16分56秒
【女子評】大分西が1区でトップに立つと、そのまま独走。2位に1分以上の差をつけてフィニッシュした。
1区は2キロ付近から大分西・中村と、文理大付・上杉の一騎打ち。4キロすぎから中村が上杉を徐々に引き離し、9秒差でリレー。大分西は2区で児玉が区間タイ記録の力走でリードを広げると、3区工藤、4区森も区間賞の走りで逃げ切った。
文理大付は5区高野が差を詰めたが、大分西の背中が遠すぎた。3位の東明は、1区大谷が3位で発進すると、その後も順位をキープした。
【男子評】総合力で勝る東明が、勝負どころの4区で2位以下を引き離し、大勢を決めた。
東明は1区、文理大付に続いて2位で発進。2区菅原は文理大付との差を縮め、3区大塚が抜いた。4区近藤はリードを広げ、後続もトップを譲らなかった。
文理大付は1区室井が東明に20秒差をつけ、先頭に立った。2区も1位でたすきを渡したが、東明に追い上げられて逆転を許した。大分西は1区橋本が3位で発進し、2区以降も3位を“独走”した。
女子 大分西 17度目 盤石リレーで流れ
大分西の選手が祈るような表情で見詰める中、アンカー門柳葉月(2年)が人さし指を突き上げ、笑顔でテープを切ると、全員選手が抱き合って泣きじゃくり、歓喜の輪が広がった。過去16回の優勝を誇る大分西が4年ぶりに女王の座に返り咲いた。
狙い通りのレースだった。西木場優二監督が信頼を寄せる2人の3年が序盤、盤石のリレーで優勝への流れをつくった。
1区は中村真唯。4連覇を狙う文理大付のエース上杉円香(1年)と序盤に激しく競り合った。上り坂に差しかかった4キロすぎ。「絶対に1位でつなぐ」と、力を振り絞ってスパート。9秒差でつないだ。
「私で勝負を決める」。2区の児玉実果子は、たすきを受け取ると勢いよく飛び出した。どんどん差を広げ、区間タイ記録の快走を見せた。2人は1年から県高校駅伝を走ってきたが、過去2年間は悔し涙を流した。「都大路を走りたい」と、強い思いで練習する姿に、下級生も突き動かされた。
成長著しい3区工藤遥菜、4区森亮子は1年ながら区間賞を獲得。「先輩が引っ張ってくれるので、きつい練習も頑張れる」と森。工藤も「絶対、一緒に全国に行こうと思って走った」と笑顔を見せた。「もう一度しっかり調整し、全国で入賞を目指す」。西木場監督の視線は既に全国へ向けられていた。
男子 東明 大会新 気迫、5人が区間賞
「大会記録を塗り替えるぞ」。フィニッシュライン前で東明の選手たちが、アンカー金森象(きさ)(3年)に向かって大きな声で叫んだ。2時間7分5秒。同校が09年に出した大会記録を1秒上回り、2年ぶりに王座を奪回した。
序盤は文理大付とデッドヒートを展開した。1区で20秒遅れたが、2区菅原優樹(2年)が3秒差まで短縮。「一番安定感がある」(井上浩監督)という3区大塚祥平(2年)が1キロ地点で文理大付を抜くと、4区近藤修平(同)は50秒差までリードを広げた。
油布郁人(東明高―駒沢大)の区間記録(07年)を更新した金森をはじめ、7人のうち5人が区間賞を獲得。5、6区を走った1年2人(うち1人が区間賞)も確実につなぐなど、「全員駅伝ができた」(1区の阿南堅也)ことが勝因だった。
昨年は文理大付に4連覇を阻まれた。けがで欠場した近藤は「自分のせいで負けた。絶対にリベンジする」と心に誓ったという。2年連続出場の大塚は「不完全燃焼だった昨年とは違い、ことしは練習通りの力を出せた」と笑顔を見せた。
井上監督は「全員がそれぞれの持ち場で良い働きをした。文理大付も気迫のある走りをし、互いに好記録を出せた。県代表として臨む都大路(全国大会)は、2時間5分台で、入賞を狙う」と話した。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA