
9位でフィニッシュする大分西のアンカー門柳葉月
第12回九州瀬戸内高校女子駅伝競走大会(国東市、大分陸上競技協会、大分合同新聞主催)は25日、国東市の安岐総合支所前をスタート、同総合支所東にフィニッシュする5区間、21・0975キロのコースであった。県内の3校を含む34校が出場。立命館宇治(京都)が1時間9分3秒で3年ぶり2度目の優勝を果たした。
2位は神村学園(鹿児島)、3位は諫早(長崎)。県勢は大分西が1時間12分8秒で9位、文理大付は1時間13分46秒で19位、国東は1時間33分3秒で34位だった。(午前10時30分現在の気象条件=曇り、気温22・7度、湿度72%、東北東の風2メートル)
レース後、安岐中央小体育館で閉会式があり、大庭富紀審判長が成績を発表。大会会長の三河明史国東市長、大分合同新聞社の阿南広幸事業局長らが入賞校などを表彰した。
大庭審判長は「素晴らしいレースだった。優勝した立命館宇治は終始トップで引っ張り、見応えがあった。感動をありがとう」と講評。三河市長は「(国東市は)人口3万2千人の小さな市だが、市民と駅伝大会を大事にしたい。また会いましょう」と謝辞を述べた。
1区から先頭譲らず
立命館宇治が“完勝レース”で、3年ぶりの栄冠を手にした。名門校を率いて約30年になる荻野由信監督は「先頭を最後まで譲ることなく戦う展開しか考えていなかった。自信をつかむ意味で、大事な大会になった」と目を細めた。
選手層は厚く、出走した5人は3000メートルの自己ベストが9分17秒から30秒台。このうち3人が昨年の全国高校駅伝(22年連続出場)を走り、6位に貢献した。
今大会は1年の新戦力も加え、「ベストに近い布陣」(荻野監督)で臨んだ。1区の青木奈波(2年)は残り1キロの上り坂でスパートし、後続を引き離した。アップダウンが激しい2区の池内彩乃(同)は「気持ち良く走れた」と言い、3~5区の菅野七虹(同)本母有紀(1年)広田麻衣主将(2年)は「まだまだスピードが足りない」と課題を見つけた様子。
最終目標は、全国高校駅伝(12月・京都)での4年ぶりの王座奪回。荻野監督は「今回の優勝は全国制覇に向けた第一歩としても良いスタートを切れた」と手応えを感じていた。
大分西、入賞届かず9位
○…県勢のトップは9位の大分西。あと一歩で入賞を逃したが、昨年の18位から大幅に順位を上げた。
1区でエース中村真唯(3年)が区間4位の力走で流れをつくった。「夏合宿で走り込んだ練習の成果を出そうと思っていた。自分の走りができた」と中村。
2区は順位を下げながらも粘り強い走りでたすきをつなぎ、3区以降は1桁の順位で踏ん張った。ただ、目標タイムには及ばず、「選手はよく頑張ったが70点の出来」と西木場優二監督。
本番の県高校駅伝まで、あと1カ月半。3区で区間6位だった児玉実果子(3年)は「全国で戦うためにはまだまだレベルアップが必要。もう一度しっかりと練習して記録を伸ばしたい」と力を込めた。
【評】立命館宇治が1区からトップを譲らず、2位に19秒差をつけて快勝した。1区青木は先頭集団を引っ張り、残り1キロで並走していた諫早、西京(山口)を引き離した。2区池内、3区菅野が2位との差を広げ、4区本母は区間賞の好走。5区広田は危なげなくフィニッシュした。
2位の神村学園は1区で6位だったが、2区岸良、3区中村がそれぞれ2人抜いて2位に浮上。4区安富、5区中原はともに区間2位の力走だった。3位の諫早は序盤で流れをつくり、筑紫女学園(福岡)の追い上げを9秒差でかわした。
県勢の大分西は1区の中村が4位と好発進。2区で五つ順位を下げたが、その後は1桁の順位をキープして9位でフィニッシュ。文理大付は1区上杉が11位でスタートしたが、徐々に後退して19位。国東は34位だった。
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