
合同チームを組む海洋科学(左5人)と大分西(右7人)
第90回全国高校ラグビー大会県予選が24日に開幕する。今回から合同チームの出場が認められ、海洋科学と大分西、竹田と大分東がそれぞれチームをつくって臨む。規定で勝ち上がれないため、勝敗にかかわらず初戦がラストゲーム。それでも、高校入学後にラグビーを始めた選手たちは「いい試合をし、勝って締めくくりたい」と意気込んでいる。
4校とも近年は部員不足に悩まされ、主に10人制大会に出場してきた。
海洋科学(旧水産)は「花園」に3回出場した伝統校。部員16人のうち、2年の9人が航海実習のため出場が困難で、部員が9人の大分西と組んだ。
合同練習は4回ほどと限られるが、海洋科学の牧野宏監督は「3年は何が残せるか、下級生は3年のために何をしてあげられるかを、プレーで表現してほしい」と期待。清水健太主将(3年)は「やっぱり15人制は面白い。きずなを信じ、悔いのない試合をする」と誓う。
大分西の竹尾徹洋監督、高橋直也主将(2年)もそれぞれ「初めての15人制で不安はあるが、挑戦させたい。今後につながる試合ができれば」「つらいことが多かったが、出場できなかった先輩たちの分まで頑張る。部の歴史に新たな1ページを刻みたい」と話す。
竹田と大分東は事情が異なる。竹田は部員16人で単独出場も可能だった。一方の大分東は5人の3年だけで、国体予選に挑んだ「オール大分」の石川泰斗(3年)以外は引退していた。
竹田の江藤賢監督は今春、大分東から異動。「石川の花道を飾ってあげたい」と考え、「石川が入れば竹田のラグビーが変わる」などと部員を説得した。石川は9月以降、三宮恵介監督や引退した仲間とトレーニングを続け、週末のたびに竹田の練習に参加。キッカーとして、バックスを引っ張る役割を任されている。
初戦の相手は森。今春の新人戦で大分東は森との合同チームで10人制に優勝し、九州大会に出場した。石川は「一緒にやった仲間だが、思い切りやらせてもらう」と闘志を燃やす。
竹田の上野隼人主将(3年)は「石川君のプレーや的確な指示にいい刺激を受けている。後輩たちのためにもいい試合をしたい」と話している。
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