
(左から)川辺健司、橋本拓也、和田慎司の各投手
第55回全国高校軟式野球選手権大会は25日、兵庫県の明石公園野球場などで開幕する。県勢の津久見は、北部九州代表として8年ぶり2回目の出場。全国での初勝利と、上位進出を目指す。
昨年夏、地元大分での北部九州大会決勝で0―1と惜敗。あと一歩で全国切符を逃した。しかし、レギュラー6人が残った現チームは昨秋、今春の九州地区大会を連覇。北部九州大会(7月31日~8月1日・福岡県)も制し、公式戦無敗のまま全国大会に駒を進めた。
最大の強みは投手陣。川辺健司(3年)は1年夏からのエース。ピンチでも動じず、三振が取れる。スタミナも抜群で、北部九州大会初戦は延長15回204球を投げ抜いた。さらに決勝では完全試合を達成。
和田慎司(同)は川辺を上回る球威がある。課題だった立ち上がり、変化球の制球にも安定感が出てきた。北部九州大会では1回戦の再試合に登板して完封。さらに、県内の大会では橋本拓也(同)も好投しており、“3本柱”が確立された。 守備も鍛えられている。1回戦で三つの失策が出たが、緊迫した場面では投手陣をもり立て、決勝では川辺の完全試合を援護した。
一方、攻撃には課題が残る。今春以降、打順を組み替えて得点力が上がったものの、北部九州大会3試合のチーム打率は2割2分9厘。4番和田、7番高橋宏太(2年)以外の打者はややバットが湿っていた。得点機での打撃、走塁にやや粗さが見られ、野下十三生監督も「ミスを減らさねば」と振り返った。
そつのない試合運びをし、序盤から主導権を握る展開に持ち込めれば、“津久見旋風”を巻き起こすことは十分に可能だ。
▼津久見の北部九州大会での戦績
1回戦 朝倉東(福岡) 1―1 延長15回引き分け再試合
再試合 朝倉東 4―0 和田が完封
決勝戦 大和青藍(福岡)2―0 川辺が完全試合
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