
【明豊―大分】1回裏大分1死三塁、福元のスクイズで三走恒松が生還、4点目を挙げる=宇佐市平成の森公園野球場
第116回県高校野球選手権大会(大分合同新聞後援)最終日は1日、宇佐市平成の森公園野球場で決勝があった。大分が明豊を4―2で破り、初優勝した。
試合後の閉会式では立花正典県高校野球連盟会長(鶴崎工校長)が両チームを表彰し、「19日から始まる九州大会県予選でも健闘を」とあいさつ。甲斐直彦同連盟県北支部長(宇佐校長)が「好ゲームが多かった。両チームは各チームの目標になってほしい」と総評した。
明豊001001000-2
大分40000000×-4
初回4点、逃げ切る
【評】大分が一回に4点を挙げて流れをつかむと、明豊の反撃を2点に抑えて逃げ切った。
大分は一回1死から衛藤の内野安打と四球で好機を築くと、麻生健、恒松の連続長打と福元のスクイズで4点。その後は目立った好機をつくれなかったが、先発三好が被安打6、2失点に抑えた。
明豊は三回2死から篠川、砂川の連打で1点。六回にも稲垣の右越え本塁打で1点を返したが、五、七回の得点機にあと1本が出なかった。
先発岡本は二回以降立ち直り、五回から登板の山野も好投したが、一回の失点が重かった。
初優勝を決めると、大分の選手たちは抱き合って喜びを爆発させた。主将で捕手の恒松僚(2年)は「目標は全国。これに慢心せず、部員一丸となって努力したい」と笑顔を見せた。
夏の大分大会ベスト4の経験者が9人残ったが、新チーム最初の私学大会は準決勝で藤蔭に逆転負け。優勝を目指して臨んだ今大会は接戦を勝ち上がり、決勝は明豊戦。「3週間早く始動した違いを見せねば」(佐野徹監督)と一回、麻生健斗(2年)、恒松ら旧チームからの主軸が畳み掛けた。
投げては、エースナンバーを背負った三好が3試合目の完投。佐野監督は「ピンチに強くなった。チームを引っ張る自覚も出て、エースらしい投球だった」とたたえた。
とはいえ、2回以降は追加点を奪えなかった。「まだ集中力が欠ける場面がある。練習で克服するしかない」と佐野監督。「自信を過信にせず、挑戦者の気持ちを忘れないこと」と気を引き締め、主将の恒松も「次の九州大会県予選が本番。そこで勝たねば強いチームとは言えない」と話した。
新生明豊「課題直す」
甲子園の激闘から1週間、しかも監督が交代して臨んだ新チーム初の公式戦は準優勝。明豊の浜田健次監督は「目指す野球は変わらない。課題がはっきりしたことが収穫」と淡々と振り返った。
一回の4失点が最後まで重くのしかかった。「目立つ選手はいない」(砂川哲平主将)という打線は、甲子園経験組が2点を返すのがやっと。砂川(2年)は「バントや走塁のミスなど、次までに課題を修正する。この負けを無駄にしない」ときっぱり。浜田監督も「九州大会にはトップで行きたい」と巻き返しを誓った。
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