
2季連続8度目の優勝を決めた明豊
第115回県高校野球選手権大会(大分合同新聞後援)最終日は19日、新大分球場で決勝があった。明豊が大分商を破って2季連続8回目(別大付時代の2回を含む)の優勝を果たした。
試合終了後、立花正典県高校野球連盟会長が両校を表彰した。
この結果、今夏の全国高校野球選手権大分大会のシード校は第1シードが明豊と日田林工、第2シードは上野丘と大分、第3シードは青山、鶴城、三重総合、藤蔭となった。6月24日の部長会で正式決定する。
【大分商―明豊評】明豊は八回に打線が爆発。今宮、阿部の中前打などで一気に5点を挙げて試合を決めた。初回に平井、阿部の連打などで2点を先制して主導権を握った。投げては先発の岡本が六回を無失点に抑える好投。大分商は終盤に日名子の2点本塁打で反撃。1点差として流れを引き寄せたかにみえたが、粘ることができなかった。
初回から投打で圧倒
「勝ちにこだわりつつ、新戦力の台頭、バントや走塁といった細かい部分で練習の成果を出せるか」。明豊の大悟法久志監督が掲げたテーマを、選手たちはしっかり実践。昨秋から県内無敗のまま、夏へ向かう。
選抜大会、九州地区大会と、左の好投手擁するチームに敗退。「打ち崩せない試合も想定しなければ」と、従来重きを置いてきた守備に加え、バント、走塁などの強化に力を入れた。
迎えた今大会。「今しかできないきつい練習を積んでいる」(浜田健次部長)と、コンディションはピークではなかった。それでも他校と地力の差を見せつけた。
決勝の先発は岡本健一郎(1年)。2回戦(対宇佐)は3回途中降板だったが、この日は6回を5安打無失点。野手でも稲垣翔太(1年)が2安打2打点。甲子園を経験した篠川拓也(2年)も三つのバント(うち1本は安打)を決め、アピールした。
大悟法監督は「収穫は多かったが、本番はこれから。夏には絶対勝たねば」と意欲を見せた。
大分商、反撃及ばず
代打で1点差に迫る本塁打を放った日名子祐多(2年)は「負けていたので、絶対に打ちたいと思った」。流れが来たかに見えたが、その裏に追加点を許し突き放された。
「選手が硬くなってしまった」。吉野賢一郎監督は敗因にチームの経験不足をあげた。「昨秋の二つの県大会は初戦敗退。決勝戦まで進めたことは自信になる」。経験を積めた今大会での収穫は大きい。夏の甲子園県大会まであと2カ月。芦刈大海主将(3年)は「今の力が分かった。次は優勝したい」と力強く話した。
▽決勝
大分商000000200|2
明豊 21000025×|10
大会評
上位校の力は接近
県高校野球選手権大会は明豊が2季連続優勝し、「県内敵無し」を印象づけた。
明豊は控え選手を起用しながらチーム力の底上げを図った。今大会でも「勝敗以上に内容を求めた」と大悟法久志監督。尻上がりに調子を上げ、初戦以外は二けた得点。決勝では1、2年の選手が結果を出し、チーム内競争はさらに激しくなりそうだ。
一方、準優勝した大分商。吉野賢一郎監督は「少ない好機を生かすことができ、接戦での粘りも出せた」と手応えをつかんだ様子。
ベスト4の日田林工は夏の第1シードを確定させたが、望んでいた明豊との対戦を前に姿を消した。東明は4試合を経験。勢いを感じさせた。
今大会を終えて、夏のシード権が決定。「明豊が飛び抜けているが、(シード入りに届かなかった)大分商、東明が今大会で上位進出したように、他のチームの力は接近している」と河室聖司県高野連理事長。
今春以降、ボール約1個分低めに広がったストライクゾーンに対しては特に戸惑いは見られなかったが、ボークの判定が目立った。
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