大分のスポーツ

明豊、今年こそ勝つ 悔しさ胸に暴れたい

[2009年01月24日 10:14]

2年連続出場が決まり、笑顔の明豊ナイン=23日、同校グラウンド

 第81回選抜高校野球大会(3月21日から12日間・甲子園)の出場32校が23日に決まり、高校野球史を彩ってきた古豪の早実(東京)と慶応(神奈川)が、選抜大会史上で初めて同時に出場することになった。早実は3年ぶり19度目、慶応は2年連続8度目の出場。
 一般選考では1979年に春夏連覇を達成した箕島(和歌山)が18年ぶり、習志野(千葉)は33年ぶりの出場。このほかにPL学園(大阪)天理(奈良)の選抜大会優勝経験校が選ばれた。
 戦力以外の特色を加味して選ぶ21世紀枠には、春夏を通じて初の甲子園出場となる利府(宮城)や56年ぶりに選抜に臨む彦根東(滋賀)、60年ぶりの上野丘(大分)の3校を選出した。
 初出場は花巻東(岩手)福知山成美(京都)など5校。最多出場は中京大中京(愛知)で29度目となった。
 県勢は九州地区代表で明豊(2年連続2回目)、21世紀枠で上野丘(60年ぶり3回目)が選ばれた。県勢の2校同時出場は19年ぶり。明豊の2年連続出場は1970、71年の津久見以来、県勢として38年ぶり。上野丘の21世紀枠の選出は県勢初。
 組み合わせ抽選会は3月13日に行われる。


 明豊には午後3時46分“春の吉報”が届いた。
 白岩弘道校長はみぞれが降るグラウンドへ急ぎ、「(初戦で敗れた)昨年大会の“忘れ物”を取ってきてベスト4以上を目指してほしい」と激励。選手たちはほっとした表情で顔をほころばせた。保護者たちも駆け付け、「みんなで応援に行くよ」とエールを送った。
 「良かったのぉ!」と選手に声を掛けた大悟法久志監督。「秋以降、守備強化に力を入れている。投手力中心の失点の少ない野球をしたい」
 主将の阿部弘樹(2年)は「冷静さを忘れずに監督の指導をきちんと守り、昨年の借りを返す」。部員たちは「頑張るぞ、オー」と喜びを爆発させた後、すぐに気を引き締め直して練習に戻った。
 浜田健次部長は「選手たちは出場するだけでなく、勝ちたいという気持ちが強い」と話す。新チーム移行後もマネジャーを続けている石井隆佑(3年)は「今からが勝負。昨年の経験を伝えたい」。エースとしてチームを引っ張る今宮健太(2年)は「昨年大会や今夏の悔しい経験が、どこにも負けない練習につながった。九州代表として暴れてきたい」と力を込めた。
 別府市役所は応援の看板やポスターを庁舎などに設置。浜田博市長は「素晴らしい春のプレゼント。甲子園で明豊旋風を巻き起こしてほしい」とのコメントを出した。

【明豊高校の沿革】
 1999年に別府市の別府大付高と明星高が法人合併して創立。生徒数は520人(男子230人、女子290人)。普通科と看護科がある。
 野球部は別府大付高の前身の自由ケ丘高を含めると1950年創部。別府大付高時代のOBにメジャーリーガーの城島健司(シアトルマリナーズ)がいる。明豊として2001年、04年夏、08年春の甲子園に出場。01年夏は初出場でベスト8入りした。08年秋の第121回九州地区大会優勝。現在の部員数は50人。

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