大分のスポーツ

【高校駅伝】大分西の8連覇阻止 文理大付

[2008年11月03日 10:14]

大分西を振り切り、初めて頂点に立った文理大付チーム

 歴史を変えた新王者の走りは発展途上ながら力強かった。文理大付が理想の展開で7連覇の大分西を抑え、初めて頂点に上り詰めた。
 重要な1区でエース中野かおり(2年)が流れをつくった。一度は大分西の池内佐織(同)に先頭を譲ったが、ラスト1キロで抜き返した。「最後はきつくてあまり覚えていない」。それでも勝負どころは逃さなかった。
 三千メートル9分台を5人そろえた過去最強メンバー。互角に戦える布陣だったが「3年連続で2位。ずっと勝てていないことが不安材料だった」と大見健二女子監督。途中、詰められる場面もあったが粘った。プレッシャーも持ち前の元気の良さと笑顔で乗り切った。
 アンカー後藤みのり(1年)は新たな歴史を刻むフィニッシュテープを切り、「とても気持ち良かった」と満面の笑み。
 優勝の瞬間に立ち会えなかった主将の4区中村由佳(3年)が中継点から戻ると胴上げが始まった。「うれしい気持ちでいっぱい。選手以外の人も含めチームが一つになれた」と喜びをかみしめた。

<九州大会でリベンジ>
 ○…アンカー後藤千鶴(2年)が泣きながらフィニッシュ。涙を抑えることのできない仲間に迎えられた。大分西の連覇は7で終わった。
 「力負け。選手は責められない。九州大会ではリベンジする」と衛藤道夫監督。シーズンを通し、追撃してくる文理大付の力を感じていたが、「駅伝だけは譲れない」。気持ちを一つに仕上げ、レースを迎えたはずだった。しかし、1区から追う展開になると、どの区間もオーバーペースになり、後半失速した。
 児玉未来主将(3年)は「うちはどこにも負けない練習と生活をしてきたが、負けは負け。しっかりと受け止めて、来年はやり返してほしい」と気丈に話した。

<3位争いは杵築制す>
 ○…女子の激しい3位争いは杵築が制した。出走5人中、長距離専門者は2人。残る3人はハードルと走り高跳びが専門。本格的に駅伝練習を始めたのも10月半ばの九州新人大会後だった。
 2区松原遥奈(1年)は「気持ちで走った。3位に入ったのが信じられない」、長距離を指導する西山祐一教諭は「全員が各区間でしっかり役割を果たせた」と価値ある3位を喜んだ。

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