
記者会見で資金繰りについて説明する大分FCの青野浩志社長=15日午後、大分市横尾の大分FC本社
大分トリニータを運営する大分フットボールクラブ(大分FC)の青野浩志社長は15日、大分市の同社で記者会見し、県が100%出資する県文化スポーツ振興財団(理事長・立花旦子弁護士)に、2億円の緊急融資を要請したことを明らかにした。「借入金の返済を含め、今期末(2011年1月末)までの運営費が1億9千万円足りない」と理由を説明した。
大分FCが5日に発表した今期(2月~11年1月)の決算見込みでは、収入は10億3100万円で再建計画を2億6300万円下回ったものの、単年度収支は3700万円の黒字とした。ただ、この中には借入金の返済は含まれていない。今期は既に2億5500万円を返済。借入金総額は前期末(1月末)の12億3600万円から9億8100万円(10月末現在)に減少した。青野社長は「前期までの借り入れの返済額が大きく、資金繰りに影響した」と話した。
説明によると、残り3カ月間の収入見込み額は3億1400万円。一方、運営費(支出)は、Jリーグから受けた融資の返済(1億円)などを含め計5億400万円で、1億9000万円が不足し、“資金ショート”に陥る。
このため、大分FCは12日、文書で同財団に2億円の融資を要請。同財団が17日に開く理事会で、青野社長が経営状況などを説明する。貸付期間や担保などの条件面は「理事会の判断に委ねたい」としている。
大分FCは経営難に陥った2005年9月にも同財団から2億円の融資を受けた。期間は13年3月まで。毎月返済しており、借入金残高は約8千万円。同財団の後藤茂樹事務局長は「理事会で財団としての意思決定をしたい」と話している。
青野社長は「失敗を繰り返さないため、来期は1億5千万円程度の利益を確保したいと考えている」と述べた。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
![]()