大分トリニータを運営する大分フットボールクラブ(FC)は15日、次期監督に大分FCの皇甫官前副社長(44)が就任すると発表した。
皇甫官前副社長は元韓国代表として1990年イタリアワールドカップ(W杯)に出場したストライカー。95年、大分に入団し、JFL時代を支えた。現役引退後は英国でのコーチ留学を経て、大分トリニータU―18監督に。2004年、ハン・ベルガー監督(59)の下でヘッドコーチに就任。05年から監督として指揮を執ったが、シーズン途中に成績不振で退任している。
その後、大分FC育成部長などを経て09年4月から副社長に就任。12日の臨時取締役会でJ2降格と経営難の責任を取り、副社長を辞任、退社した。
再建計画、20日までに再提出
経営難でJリーグに求めた2億5千万円の追加融資を保留された来季Jリーグ2部(J2)大分で代表取締役を代行する青野浩志経営企画部長は15日、再建計画を見直す考えを示した。20日までに再提出する。
リーグ側からは新社長の早急な選出と約11億円で計画中の来年度運営費を9億円程度に減らすことなどを求められた。社長の人選は大分県が仲介する形で進めており、現時点でめどはついていない。
追加融資は選手やスタッフの人件費や契約業者への支払いに充てる方針。
下川と菊地が2度目の交渉 具体的な進展なし
大分トリニータのGK下川誠吾(34)、DF菊地直哉(25)が15日、大分市内で2度目の契約交渉に臨んだ。大分フットボールクラブに対し、Jリーグが2億5千万円の追加融資を保留するなど厳しい状況だけに、具体的な進展はなかった。
2人とも原靖強化部長らからクラブの現状を聞き、下川は「社長らの人事を早く決めてほしい」、菊地は「できるだけ戦力を残してほしい」などと要望を伝えた。
大分残留の可能性に、下川は「まだ何も言えない。よく考えて決めたい」、菊地は「大分に残りたい気持ちは変わらない。この気持ちを維持していきたい」と話した。
原強化部長は「状況が刻一刻と変わるので、なかなか話を進められないのが現状。とにかく選手との意思疎通を密にしていきたい」と話した。
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