
最初の契約交渉を終えた高松大樹
大分トリニータの選手の契約更改交渉は10日、大分市内で始まった。大分フットボールクラブ側が18選手に来季の年俸などを提示。J2で3位以内でも巨額な借入金を返済しなければ昇格できない―という現状に不安を感じる選手が多く「1年でJ1復帰を目指すかどうかが大分残留の判断材料」という声もあった。
残留が確実視されているFW高松大樹(28)は「選手は1年で絶対に上がる気持ちでいる」と、選手の総意としてフロントに伝えた。「(借入金返済で)大分に残りたくても出ていかねばならない選手もいる。本当の経営状況を県民に早く伝えることから始めてほしい」と要望したという。
大分残留を希望していたDF上本大海(27)、藤田義明(26)、MF高橋大輔(26)の3人は複数のJ1、J2チームから獲得オファーがある。上本は「提示額よりも方針が重要。選手の士気を考えてほしい。監督の去就も決断にかかわる」、高橋は「(来季の去就は)白紙。いろんな可能性を探ることも必要」と話した。
一方で「感謝している大分に恩返しをしたい。どんな状況であれ、前向きに考えたい」(MF菊地直哉)、「J2も経験になる。もう一回、地元チームをJ1に上げたい」(MF清武弘嗣)という選手もいた。
GK西川周作(23)らにはすでに郵送で通知。DF深谷友基(27)、MF金崎夢生(20)の2人は11日に提示をする。原靖取締役強化部長(42)は「年俸のアップダウンは選手によって異なる。今後、再建計画で『完済に何年かかり、J1に何年上がれないか』と明らかにされる内容によって考える選手も出そう」と話した。
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