J1リーグ第25節の大分―磐田戦(13日・九州石油ドーム)で、大分の一部サポーターが胸スポンサー「フォーリーフ」(本社・大阪市)を中傷する横幕を掲げた問題が波紋を広げている。大分は同社と1年半の契約で基本合意しているが、細部の詰めが暗礁に乗り上げており、18日にも幹部が大阪に出向いて事態の収拾に乗り出す。
「がっかりされたようで、マイナスのイメージを持たれた」と大分の古沢進二広報部長。胸にロゴが入って迎えた初のホーム戦。同社関係者も多く観戦に訪れていた。
問題の横幕はフォーリーフのほか、大分の溝畑宏社長を中傷する内容だった。チーム側には試合後、一般の観客からも「見苦しかった」「なぜ引っ込めさせなかったのか」といった苦情があった。大分はサポーター4人を無期限入場禁止処分にした。
しかし、4人はサポーターの中でも中心的存在だった。今回の行為には今季の不振、フロントや過去に不祥事があった同社への不信感など、さまざまな不満が背景にある。これまで批判的な横幕を掲げた際は説得に応じて引っ込めていただけに、「処分も覚悟の上」との決意があったようだ。
処分の発表後、チームには「県民は大分のJ1残留を願っている。足を引っ張る行為は許されない」「県民、企業、行政が三位一体となって支えなければならない大事な時期。処分は当然」「スポンサーを中傷するのは県民の本意ではない」といった声が寄せられているという。
古沢部長は「チームを思っての行為で、われわれも真摯(しんし)に受け止めるべき点はある」としながらも、「(スペシャルスポンサー)マルハンが来季から撤退し、経営環境は厳しさを増す。そんな中、Jリーグが胸スポンサーとして認め、年間億単位で支援してくれる企業に対して許される行為ではない」と話している。
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